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「夫の実家」は「夫」に任せてみた・・

ハイタイ!わきよりこです。

前回は「わたしの同僚にどこまで言うかモンダイ」について書きました。今回は、30代だった私が医師にガンを告知されてから、夫の家族に何をどこまでどうやって伝えたかについてお伝えしようと思います。
病気に限らず困ったことが発生した時に、伝えるべきかどうかから悩むと思います。「備えあれば患いなし」ではありませんが、私のケースが参考になれば嬉しいです。

私たち夫婦は奈良在住で、夫の実家は千葉県です。千葉には、義母、義兄、義妹さんがいます。夫は私より14歳年上で、義兄と義妹も私より10歳以上年上です。年齢が離れているし、年に数回しかあわないこともあり、ずっと義理の家族とは可もなく不可もなくの関係でした。

私が病気を告知され今後のことについて一通り決めた後、夫の実家に言う・言わないも含めて、夫と話し合いをしました。私の実家は良いことも悪いことも話すのが当たり前になっているので、ありのままを伝えました。夫の実家にもそうした方がいいかなと思ったのですが、どんな反応がかえってくるか想像がつきませんでした。

「どうしたらいいかね・・」と悩んでいる私に、夫が「治療で盆や正月に帰省できないこともあるだろうから、僕の実家に伝えた方がいいとは思うんだ。ただ、どう伝えるかは、僕に任せてもらってもいいかな」と言いだしました。私は「分かった。ひろちゃんの家のことは、ひろちゃんが分かっているだろうから、お任せします!」と言って、話し合いを終えました。

数週間後に夫から「兄妹に病気のことを話したら『無理をせず、治療に専念してね』と言っていたよ。あと、『お袋は必要以上に心配するだろうから、言わなくてもいいと思うけど』とアドバイスされたけど、よーりーはどう思う?」と言われました。
私の実家は何でも話すのが当たり前なので、このアドバイスにちょっと驚いたのですが「80代の義母さんに心配かけたくないし、言わないという優しさってあるよね」と思い、義母さんに病気のことを言わないことにしました。

治療が落ち着いて、久しぶりに夫の実家に行った際に、いつもと変わらず接してくれたのは嬉しかったです。特に私も夫も「普通に関わってほしい」とか伝えたわけではないのですが、義兄さん義妹さんは、私がどう関わってほしいかを察してくれたんだと思います。

最近、「義理の家族にどこまで言うか悩んだ」という話を友人にした時に、友人から「よーりーが『ひろちゃん家にどう伝えるかは、任せよ。』と思えたのは、ひろちゃんを信頼しているからだと思うよ」と言われて、ちょっと嬉しかったです。当時の私はそんなに深く考えていなかったのですが、確かに信頼しているからこそ「伝えるの任せた!」と言えたんだと思います。

夫の実家にどう伝えるか問題は、夫に全部お任せで、乗り越えました(笑)。今後も、夫の実家との間で、良いことも悪いこともおこると思います。良いことは味わいつくして、悪いことは軽やかにのりこえていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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