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地域スポーツ組織が企業とつながる3つの方法

こんにちは。
コミュニティ事業プロデューサーの石井です。

現在起業して丸10年で、下記のようなことをやっています。

・小学校放課後子ども教室のコーディネーター(丸6年)
・(未就学児対象の)児童発達支援教室で運動プログラムを実施(約3年)
・【スポーツ×地方創生×ソーシャルビジネス】をテーマとしたコミュニティを運営(登録者約300名以上)
・一般社団法人CPサッカー協会の役員候補者選定委員会委員
・春日部市シティセールス広報課のマーケティング担当に副業人材の公募で選ばれる
・埼玉県が主催する、令和2年度 埼玉 Sports Start-up(SSS)の参加スタートアップ企業(伴走支援対象者)に選ばれる

サラリーマン時代、BtoB商材を扱っているとBtoCがうらやましくなり、BtoC商材を扱っているとBtoBがうらやましくなったものです。

総合型地域スポーツクラブを初めとした地域スポーツ組織は、行政向けを除いてBtoCが主となりますが、持続的かつ健全な団体を目指すのであれば、バランスも大事になってくると思います。

「確かにDoスポーツ組織で企業のサポートを受けたり、
事業基盤がしっかりしている所は少ない気がしますね。」

これは約半年前に下記の発信を受けていただいたコメントになりますが、実際にそのような印象が強いのでしょう。


BtoBと言えばスポンサー獲得のイメージが強いかもしれませんが、今回は【地域スポーツ組織が企業とつながる3つの方法】と題して、約半年間の試行錯誤を経て、上記の発信から深められた部分をまとめます!


1.企業の社会貢献活動の支援

一度、(私の活動で拠点としている)埼玉県川口市に移転してきて数年で、川口とのつながりがまだ薄いので、地域貢献できないか模索していますという企業からお問合せをいただきました!

商工会議所(以下商工会)に入ったけど、商工会はどちらかというと地域企業とのネットワークづくりの色が強く、(BtoB企業であることからも)市民の皆さんにアプローチできる機会を新たにつくりたいとのことでした。

プロ野球チームにスポンサードしたBtoB企業が、認知拡大につながったおかげで、若者を採用しやすくなったという事例もありますが、BtoB企業と市民との橋渡しというのは、地域スポーツ組織の力を発揮しやすい領域なのではないでしょうか?

またBtoCの企業だとしても、例えば、子供向けのスポーツ活動を主でやっているのであれば、子供向けの社会貢献プログラム開発をお手伝いするなど、地域スポーツの経験を活かせるポイントがあると考えます。


2.企業とコラボ商品を開発する

こちらに関しては、地方新聞社さんから一度、
「御社の地域コミュニティ立ち上げのノウハウを活かし、弊社の地域イベントの開催、顧客基盤のリソースと組み合わせることで地域での多角的なスポーツイベントを開催したい」
というお問合せをいただきました!

この問い合わせをいただいて感じたのは、いわゆる斜陽産業の場合、課題解決、突破方法として、スポーツの活用がユニークな解決策になり得るというイメージをもたれているのではないかということです。

その他、1に通じるかもしれないのと、一度大手企業の方に総合型地域スポーツクラブの実態をお話させていただく機会もあったのですが、IT企業やヘルスケア関連の企業であれば、マーケティングリサーチの観点で、会員のデータを取得することで新しい商品開発につながる可能性も秘めているかなと思います。

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3.企業に価値提供する(課題解決に貢献する)

こちらは、地域クラブとして培ったノウハウを企業に提供するという考え方になりますが、私の場合、下記のような還元ができました。

・web集客や広報の経験を、自治体のシティセールス広報課のマーケティングに還元
・コミュニティ運営の経験を大手人材派遣企業のコミュニティマネージャーに還元

実際に価値提供できて感じたのは、大手企業の方でも、身近に相談できる人がいない可能性もあるということです。

web集客でもコミュニティ運営でも、その道のプロは他にいるかもしれませんが、抱えている課題感が近かったり、たまたま住んでいるところが近かったりという共通点があって、相談したくなることもあるようですね(笑)

他にも、助成金書類の作成や目標管理、動画配信など、強みは各クラブで異なると思いますし、今後afterコロナにおいては、従来の社内レクリエーションのお手伝いも可能になってくるでしょう。

企業側から見ると研修費は削られやすいですが、採用広報、評価、マネジメント(人材育成)の予算は確保しようという動きのようです。


以上3つを紹介させていただきましたが、これらを複数提供できれば、より地域スポーツ組織の強みも活かせるのではないかと考えていますし、今後よりいっそう深めていけたらと考えています。


追伸

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