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スポーツコミュニティの共創事例~子供、まちづくりなど~

最近は、コミュニティ運営を仕事にする方も増えてきていますが、

一般的に見たら、「付き合いが面倒くさそう」などまだまだマイナス面の印象の方が強いのかもしれません。

自身は、地域スポーツコミュニティを9年(2011年~)、いろいろなやりがいを感じながら続けてきましたが、

その中で一番とも言えるコミュニティのやりがいや面白さは、共創が生まれることだと考えています。

これは周囲のメンバーを見て、私自身で思いついたプランもありますし、メンバーの声から生まれたものもありますが、

どれも一人ではできないことですし、自分自身の幅も広げられるのが醍醐味だと思っています。

これまでの共創事例は、1枚のスライドにまとめていますが、今回はその中から、いくつかの事例を紹介します。

活動報告書2020

1.運動会の開催(2013年~)

これは、フットサル後の懇親会での参加者からの発案がきっかけでした。

運動会ということで当初は、屋外の大きな会場を確保しなくてはということに頭がとられていましたが、

普段バスケやバレーボールをやっている大きさの会場でできる範囲のことをやって誰でも楽しめるようにというスタンスに変更したことで、

スタッフチームもでき、準備も前進しました。

※最後をフォークダンスで締めるというのもスタッフからの発案でした

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また、地域スポーツクラブとして、
・フットサルなどの運動量が多めな球技に抵抗ある方でも気軽に参加できる
・種目間で普段顔を合わせない人がつながれる
・チームワークを体感できる
という3つの意義があると感じていた他、

毎回、種目を決めたり、チーム名を決めたりと、ユニークなアイデアも生まれ、

スタッフ側の役割にもおもしろさ、楽しさを感じていただける点で単なるイベント以上の価値があるのではと感じ、年1回継続的に開催しています。
(今年は開催できませんが・・・)

2.親子イベントの開催(2014年~)

活動報告書2020

上記のように、ミニ餅つきや水鉄砲遊び、お菓子の家づくり、謎解きバトルなど、地域にありそうでなかったイベントを主に2014年から開催してきました。

こちらのプロジェクトが生まれた経緯は下記のような流れになっています。

親子スポーツ広場で感じた限界、
皆さんの個性を活かせる場づくりにシフトしたい
       ↓
目指したのはグルーポン形式(集まったら実現)
11月にfacebookグループ立ち上げ
(子どものいる方と興味ありそうな方に呼びかけ)
       ↓
12月に餅つきが発案され、あれよあれよと開催に
       ↓
餅つき終了後、facebookグループは停滞
アンケート機能の活用、書き込みにくさ(不安感の方が大きい)
       ↓
リアルの会合を設ける(予想外に集まる)
       ↓
スタッフチームを結成(facebookグループ立ち上げ、男3・女3)

毎回役割分担を明確に
◆リーダー(役割配置決め、mtg日程調整)
◆企画(外部協力者との連絡調整)
◆広報(告知文作成・facebookイベントページ作成・チラシ作成)
◆備品 ◆会場予約 ◆会計

こちらは小学校高学年になると、メンバーも卒業の傾向にありますが、その都度新しいメンバーも入り、人気イベントは今でも年1回開催しています!

3.参加者冊子&職業紹介ガイドの作成

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きゅぽらスポーツコミュニティには、10代~60代の子供~大人まで
幅広い皆さんにご参加いただいていますが、

せっかくなら多世代をより有機的に結び付けられないかということで、中高生向けの参加者冊子&職業紹介ガイドというものを毎年作成&リニューアルしています!

年に1回更新して、約15名の方に協力いただきましたが、

フットサルを異業種交流をテーマにしていて経営者の方が半数近くいることも実現につながっています。
(職業は、建築士・看護師・幼稚園教諭・ファイナンシャルアドバイザー・シェアオフィス&コワーキングスペース経営など様々です)

「多世代交流」を何となく良いものと思う方は多いと思いますが、

具体的に何がよいのか、どんな価値があるのかは見えにくいものだと思っていて、

可視化させるための一つの手段として、今後さらにより良いものを作っていけたらと思っています!


以上の3つは、活動を始めて2~3年して立ち上がった活動になりますが、

最新の事例では、2018年からNCS株式会社というまち活かし会社を5名でつくりました。

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NCSとは、Nishikawaguchi Collabolation Spaceの略で西川口のまちづくり(まちいかし)に取り組む会社です。

5名の業種は、
・一級建築士
・空間デザイナー
・シェアオフィス経営
・税理士・まちづくり会社
と私で

元々、フットサルの活動などに参加していただいていて、一級建築士と空間デザイナーの2人は一緒に仕事をする機会も生まれていました。

2018年5月1日に、私と税理士の2人で西川口のまちあるきをしたのが、きっかけで、

その後メルマガで発信をして呼びかけたところ、空間デザイナーと一級建築士の2人が興味を持っていただき、一度話し合いの場を設け、

約3か月後の7月26日に会社設立、その後資金調達などで苦戦しましたが、

2019年1月にはYORIAI西川口というイベントスペース兼レンタルスペースをオープンしました。

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こちらも現在は苦しい状況ですが、下記のような告知をしたところ、
個人利用の方は増えつつあります。

個人利用

以上、スポーツコミュニティからの共創事例をまとめてみました。

こういった共創は、企業の顧客コミュニティや小規模事業にも求められているのではと思っています。

追伸1

この度電子書籍kindle版を出版しましたので、よろしければご覧ください!


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