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マレーシア文化紹介 ラマダンとハリラヤ

現在マレーシアリーグはコロナウイルスの影響を受けて中断中ですが、本来であればこのラマダン期間中もリーグは行われます。

ファスティングという人もいますが、ラマダン期間中の約1か月間は基本的にムスリムの方は、日がでている間、食べ物を食べたり水を摂ったりすることができません。日本語で言うところの断食です。

食べられるのは、日没の7時半前後から、日の入りまで。

(トップ画像はシンガポール時代のもの。当時のチームは、このラマダン時期は練習が終わるのが夜7時ころ。シャワーを浴びて練習場でムスリムの選手達と一緒に軽食を食べてました。)

マレーシアリーグではほとんどの選手がムスリムなので、みんなこの時期は大変そうです。サッカー選手は体に気を遣うところが一般の方よりも多いので昼夜逆転のような生活はなかなかしんどそうです。

中には全く体に気を使わないやつもいますが。。。

この時期は夜の10時から練習開始になったりします。試合も夜の10時から。終わって疲れた状態で日の入りまでしか水や食べ物を食べられないのは過酷ですね。

逆におなかをすかせた状態で夜に食べ過ぎることでこの時期に太ってしまう選手もいます。

この過酷な一か月を超えるとハリラヤ。日本でいうところのお正月にようなものです。ムスリムの人々にとってはとても大きいイベントで、チーム練習も何日間かオフになることが多いです。

そしてここでも気が緩んだか太って帰ってくるやつがいます。

僕はやったことないですがやはりローカル選手はこの時期のプレーは相当大変だと思います。外国人選手も実際にやるわけではなくても練習終わったら、日をまたいでいたりと少なからず影響を受けます。

マレーシアリーグもこのラマダンの影響を受けながら毎年行われています。違う国に来れば違う文化があるのでそれはそれで面白いですね。5年目にもなるとだいぶ慣れました。

もうすぐこの過酷なラマダンを終えてハリラヤになります。マレーシア人にとってはとても大きいイベント。コロナでそれどころではないような感じですが、楽しんでほしいです。






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