![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72279247/rectangle_large_type_2_bb517e9721b707b3ae04a31bd8245a89.jpeg?width=1200)
ターミネータームーン
ターミネータームーン(Terminator Moon)
何ですか、それは。
![](https://assets.st-note.com/img/1644909349566-ltgWHhytVM.jpg?width=1200)
私は、こういうわけの分からない事に出会った時は、先を読み進める前に一度止まる事にしている。
そして、この先どういうことが書いてあるのか、予測してみる。
予測が当たれば、ふむ、ふむと読み進める。
新しいことが書いてあったり、興味が持てれば。
予測が外れたら、「ほう〜、そうなんだ。」と素直に驚き読み進める。
多少悔しい思いをしながら。
さて、今回の私の予想は、
一つ、月の模様がターミネーターに見える。
で思った。ターミネーターと言ってもシュワルツネッガーのか、液体金属のか、女性版なのか。
私は、液体金属のターミネーターが好きなんだけど。
大体、あの液体金属のターミネーターを倒す事自体無理な設定で、偶然たとせただけとしか思えん。
でも、順当なところは、シュワルツネッガーだろうな。
二つ目。
月が何かを遮蔽して、見えなくさせてしまう。
この場合、殺戮者・破壊者のようなイメージ。
でも、そんなこと起きているかな・・
三つ目
ターミネーター。終着駅・・・
月の将来、つまり月の終焉の姿。
何十億年か後、月が地球から遠く離れ、小惑星帯に入り込み破壊されるとか。
予想は、全て外れた。
ターミネーターとは、月の昼と夜の境界線のことだった。
それが?
満月というものはどんなものかというと
こんな感じだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1644950127597-EOOsyLsHO3.jpg?width=1200)
夜空で圧倒的な明るさで輝く天体だ。
丸く大きく、風景の中にあるとロマンチックな想いになる。
綺麗である。
そこで、この満月を拡大してみてみたくなり望遠鏡を覗く。
![](https://assets.st-note.com/img/1644950821638-hwfOf76RdG.jpg?width=1200)
満月の適当な写真がなかったので、この写真にしたが、一番最初の写真との違いがわかるだろうか。
90度回転している。
なるほど。
でも、今回のこととは関係ない。
最初の写真と比べて、のっぺらぼうに見えないだろうか。右側の、夜に入る部分を除いて、のっぺらぼうですべすべした大理石の玉みたいに見えると思う。
反対に最初の写真は、表面が凸凹している。ギザギザしているとさえ思える。
これは・・・
望遠鏡で天体を見る時、はじめはみんな月を見ると思う。
それも満月を見る。
そして、がっかりする。
大きく見えるけど、クレーターが見えない。
だから、何にも面白くない。
つきのクレーターを見るには、満月ではダメだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1645109488224-kZp2o5iJkZ.jpg?width=1200)
こんな三日月の時がいい。
正確にいうと、満月以外の月がかけている時がいい。
![](https://assets.st-note.com/img/1645109600323-lpWnrHxYXn.jpg?width=1200)
そうすると、月の明るいところと暗いところの境界線にあるクレーターが見える。この明るいところと暗いところの境界線のことをターミネータ(Terminator )という。
我々は、ものに高さがあると理解するときは、そのものの影を見る。
影があれば高さがある、なければ平べったいと思う。
満月の時は、太陽の光が月に真っ正面から当たるので、影ができないのだ。
だから、月のクレーターのデコボボがわからない。
このターミネータームーン(Terminator Moon)は、29枚のターミネーター画像を合成したものだ。
だから、我々には、月の表面の凹凸が鮮明に見える。
というわけです。
こうやってみると、ずいぶんゴツゴツというかトゲトゲしている。
このトゲトゲが、地球で言う山にあたる。
月の半径は、約1700Km(1,737.4 km)あるので、結構高いとわかると思う。
月で最も高い山は、「ホイヘンス山」とよばれる標高約5,500mの山。
雨の海の南東に全長600kmに渡って「アペニン山脈」とよばれる山脈が連なっていて、ホイヘンス山は、そこにある。
![](https://assets.st-note.com/img/1645110391042-dVFKl1iqRW.jpg)
ちなみに、月の裏側はこうなっている。
もはや、我々が夜空を見上げ、綺麗だなとおもう月とは、別物のような感じだ。やはり、夜目・遠目・傘の下かな。
サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。