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美味しいものは


疑問に思っていたことがある。
なぜ、料理人は次から次へと、美味しい料理を考えつくのだろうかと。

それが仕事だから・・・とかいう問題じゃない。
美味しいということをどう考えているんだろうかと思うのだ。

何を言っている、食べて美味しいものは美味しいに決まっているだろ、と言われるのは、わかっている。

そうなんだが、美味しいの法則というか、そもそも美味しさの仕組みみたいなものをどう考えているんだろうか。

・・・それはだ、、旨味の素は何かを突き詰めたのが味の素なのだ。ちょっと塩を加えると美味くなるのだ、とか言われるかもしれない。

じゃあ、なぜ、味の素や塩を加えると、人は美味しいと感じるのだろうか。
肉に塩を振りかけたら、ライオンは美味しいと思うのか。
魚の餌に味の素を加えたら、魚は美味しいと感じるのだろうか。

多分違うんじゃないかと思う。
そんなこと、当たり前じゃないか。ライオンや魚と人間は違うのだから、美味しいと思うものも違って当たり前だ。何をわからんことを。
と言われるか・・・。

なぜ?

そりゃ、体の作りからして違うし、必要な食べ物も違う。
当然、美味しいと思うものも違うだろう。
と考えるの妥当だろう。

つまり、美味しいと思うものは、体が必要とするもの、ということになる。
我々人間の体が、必要としているものが美味しい。

したがって、美味しいものを作ろうとするなら、体が必要とするもの、体が欲しているものを提供すればいい。

ということか。

ああ、カレー食べたい!
それも、シンプルな昔風の。





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