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天文台・月・木星の整列


https://apod.nasa.gov/apod/ap230524.html

カリフォルニア、ハミルトン山の山頂にあるリック天文台。
背景に月と木星が見える。

説明によると、この木星は月の裏側に隠れた後、再び姿を現した瞬間の写真だとのこと。

このように遠方の天体(木星)が、近くの天体によって隠される現象を掩蔽という。
反対に遠くの大きな天体を近くの小さな天体が、部分的に隠す場合は、経過という。特に遠方の天体が太陽の場合は、太陽面通過(日面経過ともいう)という。

掩蔽は英語でoccultationという。
オカルト(occult)のing形だ。
調べてみると、オカルトは、隠す、隠れる、超自然的な力、神秘的な、などの意味がある。なるほど、知らなかった。

ところで、そうなると、この月は、今まさに地平線(西の)に沈もうとしているところだということになる。

記事によると、新月の二日ほど前だという。
新月は、朝六時頃に出て、夕方六時頃に沈む。
月の出は、毎日50分ほど遅くなり、遅く沈む。

そうなると、この月が西の空に沈むのは、午後四時半頃だということになる。
調べてみると、カリフォルニアで午後四時半頃に、日が沈んで空が暗くなるのは、12月の初めの頃だった。

ということは、この写真は、去年の12月の初めに撮影されたものということか。
なんて、色々推測してみた。


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