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優先順位 ロードバイク

ロードバイクというと、晴れた五月の空の下、緑に溢れた風景の中を爽やかにライドするという情景を思い浮かべる人が多いのではないか。

しかし、私は、基本的に夜間走っている。
最近は、国道や道幅の広い幹線道路を走ることが多い。
もちろん、私も休日など、時間があれば日中も乗る。

私がロードバイクに乗るのは、免疫力の強化のため、具体的には血糖値をコントロールするのが目的だ。

血糖値のコントロールだから、食後(私は基本1日一食、夕食だけ)に乗るのが一番効果的だ。
となると、必然的に夜間になってしまう。

自転車に乗るときに最重要なことは何か。
それは、事故に合わないこと、事故を起こさないことだ。

自転車、特にロードバイクに乗っていると、どうしても早く走りたい、長い距離を走破したいと思ってしまう。

そもそも、ロードバイクという自転車は、そのために作られている。これは、私もだんだん分かるようになってきた。

だから、私もできれば速く、長い距離を走破したいという気持ちはある。

しかし、本来の目的・目指すところは、免疫力の強化だ
これを忘れるわけにはいかない。

ましてや、速く走りたいが為に、事故に遭ったり、事故を起こしたりしては、本末転倒も甚だしい。

夜間走行で危険回避をするには、まず路面がよく見えること、
そして、自分が走っていることを他の人、つまり他の自動車に気づいてもらうことが、重要だ。

路面を照らすためには、ライトが要る。
私はすでに、フロントライトを持っている。
350ルーメンの明るさのものだ。

法律的には、「前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度」ということで、300ルーメンあれば十分要件を満たしているようだ。

実際、普通に街灯のある道路を走っている分には、問題ない。しかし、私は河川敷や全く照明のないところも走る。

そうなると、前方に障害物がある無しだけでなく、路面の状況が分からないと危ない。

まあ、細心の注意と集中力を持って当たれば、大体は大丈夫だが、20Kmを超える速さで走るとなると、発見・対処の時間的余裕がかなりタイトになる。

じゃあ、ゆっくり走ればいいじゃないかとなるが、そうもいかない。

なぜなら、ある程度以上の負荷をかけないと、体が反応しないからだ。(もっとも、負荷をかけ過ぎても免疫力は低下する。この辺りは、別の記事にしよう。)

実はこの対策として、ヘッドライトを用意した。

この記事の中で、ヘッドライトの重さは問題ないと書いた。
実際、肉体的な負担に関しては、重すぎるということはない。

ただ、ライトの重みでヘルメットがずれる。ヘルメットの縁が、目の上にかかりそうになってくる。

紐の長さを調節したり色々工夫をして何とか使っていた。
使えないことはない。

しかし、ヘルメットだ。
万が一の時、頭を守るために被る。

装着が義務化されたので、ゆがんでいようが、目深に下がってきて視界が多少悪くとも、形だけ整えていればいいというものではない。

万が一というのは、滅多に起こらない。
しかし、起きた時のダメージが大きい。
だから、そのリスクに目を瞑るのは、愚かだ。

危険を犯すのとリスクを無視するのとは違う。
危険を犯すのは、危険をコントロールできる、あるいはしようとして挑む行為だ。

リスクを無視するのは、危険の気まぐれに自分を委ねることで、人生の放棄だと思う。

そこで、ヘルメットの本来の機能を十分に発揮できるように、ヘッドライトをヘルメットから外し、代わりにフロントライトを新しく購入することにした。

これだ。

明るさは、Hightモードで1,800ルーメンある。
今ままでのフロントライト350ルーメンの約5倍だ。

こんな感じだ。

これなら、十分明るい。
30Kmくらい出して走っても前方視界は、十分確保できる。
(平地を普通に走っていると20Km強だが、追い風や下り坂だと30Kmくらいでてしまう)

ただ、問題はある。
それは、明るすぎることだ。

対向車や向こうから走ってくる自転車に対しては、眩しすぎて迷惑をかけてしまう。

そこで、減光する。
また、信号待ちの時は、ライトを消す。

このライトには、減光やライトを消す操作が、リモコンでできるようになっている。

初め、そんなものが必要かと思っていたが、意外と便利。

というか、リモコンが無いと走りながら片手でハンドルを握り、ほぼ自転車の中央についているライト本体のボタンを操作しなければならない。

結構危なっかしい操作になる。
ところが、このリモコンをハンドルの端の方につけておくと、ハンドルを握った手を少し動かすだけで操作できる。

今では、実に重宝している。

ところで、路面状況を鮮明に認識できるようにするというのは、自分が安全に自転車を走らせるために必要なことだが、他の自動車等が、自分の姿を認識してくれるというのは、また別問題だ。

そして、路面状況がよくわからなくて転倒したり、障害物に突っ込んだりするのと、車に追突されて事故が起きるのでは、後者の方がダメージが大きいではないか。

自転車に乗るようになって、気づいたのだが、車のドライバーにとって自転車は見えにくい。

一つには、自転車は車道の左隅を走っていること。
それから、車に比べて圧倒的に小さいこと、そして自転車およびそのライダーの姿が、地味なことが原因かと思う。

ちなみに、私のヘルメットは赤色だ。
理由は、もちろん目立つためだ。
年甲斐もなく、なんて批判は無視。身の安全が第一。人の評判なんか気にしてられない。

自転車本体も赤色にしようと思ったのだが、赤色のやつは10万円ほど高かった。思い切ろうかと思ったが、目立たせるのは、他の手段で行うことにしたのだ。

それに、自動車のドライバーは、一般的に車道には自動車しかないと思っている気がする。
歩行者もちろん、自転車、場合によってはオートバイも例外的存在と認識しているのじゃないかと思う。

まあ、とにかく自動車の運転手からは、自転車は見えにくい、認識しにくい。

そのための対策として、自転車に赤いテールランプをつけている。(現在は、ヘルメットに装着。)

このテールランプを点滅させて使っている。
手に取ってみると、眩しいくらいだ。
しかし、数十メートル離れてみると、小さい赤い点が点滅している感じになる。

まあ、これでドライバーの注意をひけるとは思うのだが。

しかし、夜間車を運転していて、工事中の赤色灯が点滅しているのを見た経験があると思う。

あの時、どんな反応だっただろうか。
まず、最初に赤い光が点滅しているのを発見して、ん? となり、次に何があるのだろうか、という感じではなかったか。

まあ、それで問題ないと言えば問題ない。
しかし、こちらは自転車だし、相手は車だ。
夜間の自動車、特に郊外を走る自動車は、結構スピードを出している。

数十メートル先で、ん? と思ってから、こちらに来るまで数秒しかない。これは、ちょっと不安。
数百メートル先から、しっかり認識して、注意を払って危険を回避して欲しい。

これは、フロントライトの明るさより、切迫した問題ではないか。

そこで、もっと強力なテールランプを導入しようかと考えている。

注意
上記のライトは、上はラック(自転者の荷台)に取り付けるタイプ。下は、サドル(シートマウント)に取り付けるタイプ。
これを間違えると、もう一個買わなければならなくなる。
(私は、失敗した 涙  もっとわかりやすく表示しておいてくれよな)



さらに、強力なのがこれ。
1Km先から視認できると謳っている。

う〜ん、高い!
それに、上のものは横付けにできるが、これはどうも立て付けしかでき無さそう。

私はサドルのすぐ下あたりに、横付けするようなものがいいと思っている。

となると、上のBLINDER LINK選択ということになるか。
でも、これでも1万円近くする。
う〜〜〜〜〜〜ん。

ことの軽重、優先順位を考えんか!

だよなあ。









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