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鍛錬は一人でやるもの、しかし

鍛錬は、一人でやるものだ。
自分の目指すところに向かって、ただ黙々と限界を追い続けるものだ。

いい環境が、いい指導者が、と言い訳をしても、はじまらない。
放っておいたら事態が改善するとかも、あり得ない。
自分で工夫して、やれることから始めるしかない。

とは言うものの、仲間がいると助けになる。
非常に助けになる。

しかし、フィットネスジムで、時折見かける、雑談しにきているのか、トレーニングにきているのか、わからないような人が求める仲間ではない。

お互いメニューが同じでなくてもいい。
むしろ、あまり重ならない方がいいくらい。
会話も、最初と最後、あるいは、途中にちょっとくらい。
お互い頑張っているのを横目で見て、自分も頑張るというのがいい。

この仲間が、どんな助けになるかというと、継続。
今日は、だるいなとか、怠けたくなる時に、
「いくぞ」の一声。

こんなのもある。
こちらの気分が乗ってなく、怠けたいと思っているとき、電話がくる。
(今日は都合が悪いという電話だったらいいなあ、と思っている。)
「調子悪いなあ。どうしようかな。」
・・・・・・・・
「調子悪いか・・・。じゃあ、行くしかないな。」

そうなんだ。
調子悪い時ほど、トレーニングをしなければならないのだ。
もっとも、高熱が出ているとか、激しい痛みに襲われているとかは、別。
当然休まなければならない。

そうして、たどり着いたジムで、それこそ調子を見ながら、徐々に負荷を上げていく。
その日のメニューが終わる頃、
調子は良くなっている。すごく良くなっているのだ。

この継続できることが、仲間がいることの一番のメリットだと思うが、実はもう一つある。
それは、
最大負荷の問題だ。


最大負荷のかけ方は、上の記事の通りなのだが、実際にやろうとすると、かなり難しい。
どうしても手加減しがちになってしまう。

そこで、ジム仲間に、そばについてもらう。
限界だと思った時に、仲間から、「あと3回」とか声がかかる。
えっ、もう限界だと思うが、言われた通り頑張る。

そうすると、「最後にもう一回」なんて声がかかる。
「無理じゃ。もうほんとに無理!」
「いや、できる。も〜1回!」

無理だと言っておろうが、バカヤロウ。と、本当に腹が立ってくる。
しかし、できると言って、引き下がらないので、うぎゃ〜と頑張る。

面白いもので、自分では限界と思っても、他人から見ると、まだいけるというのがわかるものだ。

これを自分が苦手な種目の時にやる。
もちろん、相手の時は、自分がこの憎まれ役をやる。

これで、お互い最大負荷のトレーニングができる。









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