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ラップランドのオーロラ嵐


https://apod.nasa.gov/apod/ap230419.html

これは何ともケバケバしく、賑やかなオーロラだ。
こんなオーロラはあまり見たことがない。

普通のオーロラは、形や大きさに変化はあれど、色は緑とか紫の単色あるいは、数色が多い。

このオーロラのように、薄緑色、緑色、赤、紫、オレンジ
等がいっぺんに入り混じったオーロラは珍しい。

なぜなら、オーロラの色は、太陽風が地球の大気に侵入して、大気を構成している、窒素、酸素、その他の原子と衝突し、それらの原子が励起して、光を発することによって起こる。

大気上空は、主に酸素が、大気の下の方は、窒素が発光する。太陽風の力が弱いと大気の下層まで届かないので窒素は光らず、上空の酸素が光緑色になる。

というような仕組みだ。
これだけカラフルになるということは、太陽風の力が強く、地球の大気の下層まで届いたということだ。

実は、こそ日の前日、太陽のコロナ質量放出(太陽から大量の外層が飛んでくる)があったのだが、地球を直撃しなかったらしい。

だから、観測者もあまり派手なオーロラを期待していなかったという。
ところが、これだ。

オーロラハンターは、大喜びしたという。
撮影場所は、フィンランドのラップランド、サーリセルカという所。

ちなみに、この日は、アメリカのニューメキシコでもオーロラを見ることができたという。

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