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コーナーを回ると、そこは

ここ二日、晴天が続いている。
それ、バイクだ。

最近、天気の悪い日が続き、バイクに乗る機会がなかなか無かった。

いや、天気が悪くても乗ればいいじゃん、と思われるかもしれないが、ロードバイクで雨の中とか、路面の濡れたところは、走りたくない。

いずれ、雨も風もなんのその、今日も今日とて、ライディングなんて、状態になるべきなんだろうが、今はまだ、力不足。まだ、乗車4回目だ。事故る可能性が高い。

夕食後、出かけた。

発見した。

コーナーを曲がると、そこは、デンジャラスゾーン。

住宅地域では、まず間違いなく、暗渠がある。
暗渠です。家の横を流れている用水に蓋をして、道路と一体化してあるあれ。

だから・・・
(^^;;;

新幹線の線路と違って、道路と一体化といっても、数ミリの狂いもなくピッタリと嵌めてない。
段差がある。

この段差、歩いたり、車で通るには問題ない。
しかし、ロードバイクのタイヤは細く、空気圧も高くしてある。硬く、衝撃吸収性は、かなり悪い。

誇張していえば、鉄か木でできた車輪だと思えばいい。
ちいさな段差でもガツンと衝撃がくる。
おまけに、段差を斜めに越えたりすると、ヘタをすると滑る。

多分、下水とかが合流する地点なのだろう。
さらに、マンホールがあったりする。

マンホールは鉄でできている。
金属製のものの摩擦係数は低い。

上記のように、ロードバイクのタイヤは、細く硬い。
滑ります。普通に滑ります。
濡れているマンホールの上を車体を傾けて走ったら、かなりの確率で転倒するのじゃなかろうか。

おまけに、今マンホール、道の真ん中というより、端寄りにある。
そう、バイクの通る軌跡上にあるのです。

コーナーを曲がった、瞬間に目の前に、これが現れてごらん。焦るんです。

ちなみに、ロードバイクは、小回りというか俊敏な操作はできない。(体の一部になるくらい習熟すれば、できるのかもしれないけど、私は今は無理。)

俊敏な操作ができないことでいうと、こーなの先に、車が停まっていたりする。

自転車は、車と同じ道路を走るのです。それも、なるだけ左端を。

曲がった途端、目の前に車がどんと居座っていたらどうなります。自分は、道の左端から、目の前の障害物に突入することになるのですぞ。たまらん。

車や人が来るかもわからないから、スピードを出さないで曲がるべきじゃないと言われると思う。

分かりますよ。
しかし、夜間ですぞ。
車が来れば、ライトの光でわかる。
道路を照らすヘッドライトの光はなかったもの。

大体、道路交通法上、車は交差点から、何メータとかは駐車禁止でしょうが。

あんなところに車を停めるのは、その家を訪ねてきた、知人や家族でしょう。夜間、ほとんど交通量のないところだし、まさか、ロードバイクに乗った爺さんが突進してくるなんて想定してなかったのだと思う。

分かりますよ。
私だって、逆立場だったら、そんなこと想定しないもの。
だから、恨みは言いません。

歩行者は?
歩行者は、原則、歩道を歩いている。
夜中に、道の真ん中を歩くかね。

と、思いませんか。
それは先入観だと。
はい、その通りであります。

もう少し、スピードが出ていたら、この先入観が原因で、あの白い高そうな車に、私は突撃して、散るところであった。

でも、あのアウト・オブ・コントロール感。
ホント、泣きそうだったわ。


他にも発見したことがあります。

街灯が立っているとこには、道路がある。

当たり前だろう。
お前が道路を走っているのだから。

いや、私が走っている道路のことじゃありません。
私が走っている道路と交差する道路。
これが、あるのです。

これが、判別しにくい。
家並みが途切れていれば、道があるかなと思うけど、間に空き地があったりすると、分かりにくい。

おまけに、交差す道路からくる車のヘッドライトの光が、街灯の光と混ざり、どちらの光か分からない時がある。
つまり、車が来るのが分からない。

まだ、あった。

ロードバイクに乗ったまま、後ろを見ることはできない。

なんのことか。
右折しようとする時、車ならウインカーを出して、サイドミラーなりで後続車があるかどうか確認して、曲がるでしょう。

ロードバイクでこれをしようと、後ろを見ると、車体がぶれて危ない。最悪、コントローを失って転倒する。

習熟の問題かもしれない。
しかし、習熟の問題だとしても、そもそも、サドルに腰掛けたまま(いや、立ってもいいけど)、180度後ろを見ることができますか。

普通はできない。
私は、それなりに、ストレッチをやってきて、少しは体の柔軟性があると思っているが、それでも腰を回さずに、真後ろを見ることはできない。

せいぜい、120度程度だ。
つまりは、後続車の確認はできないのです。

ヘッドライトの灯りもないようだからと、エイヤとやってしまうと、意外と近くまで車が来ていたりして驚いたりする。
(エイヤをやったんですわ (^^;;; )

教訓
バイクで右折するときは、一旦止まり、安全を確認してから、道路を垂直に渡る。これを徹底することですな。

私の周りには、ロードバイクに乗っている人がいないので、分からないのですが、みなさんよくご無事で、と思わずにはいられない。



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