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海水浴をすると風邪をひかない・・・気がする
海水浴に行ってきた。
ここ数年、10年くらいは、毎年できる限り、海水浴に出かけるようにしている。と言っても、リクレーションというわけではない。
中学に入学した年に、学校にプールができた。
今の時代、プールなんか珍しくないだろうが、今から半世紀以上前のこと。
それまで泳ぐと言ったら、海か川でプールなんかない。
プールに入りたい一心で、水泳部に入部した。
と言っても、ほとんどカナヅチ状態だったうえ、顧問の先生もほとんど顔を見せないで、生徒の自主トレだったので、1時間かけて平泳ぎで1500m泳いでみたりと、まあ楽しい部活だった。
ところで、楽しい水遊びのような部活とはいえ、そこは一応水泳部。練習期間は、6月初めから9月いっぱいあった。
まる4ヶ月間、まだ日差しの強くない6月から、毎日プールに入り続けた。多少の雨なんか、どうせ濡れているのだから関係ないという感じだった。そんなことをしていると、それは見事に日焼けして、肌が黒くなる。それも、皮膚の表面だけではなく、皮膚の奥深くまで日焼けし、頭の先から爪先まで、黒く底光りするような色になる。
冬になると、みんな風邪をひいて、クラス中ゴホンゴホンやっていても(ひょっとしてインフルエンザだったかも)、全然平気。ゴホンゴホンやっているやつが、目の前にいても、全く感染る気がしない。なんでみんな風邪なんかひくんだろう、やわな奴等めと不思議な気さえしたものだ。
ということを、10数年前に突然思い出した。
あこまで日焼けすれば、体に抵抗力がついて、風邪とかに罹らなくなっていたんじゃないか・・・。
そういえば、海水浴というのは、昔からある。
昔の人がリクレーション目的で海水浴に出かけたとも思えない。
多分、海の水に浸かり、飲み(海に入っていれば多かれ少なかれ海水を飲む)、日光で肌を焼けば、体が強くなるということを知っていたのじゃないかと思った。
今調べてみたら、「潮湯治」とか「潮浴み」の名前で平安時代から海水浴はあったという。ヨーロッパは17世紀から。まあ、そうだろうな、私が気づくようなことだから、昔の人は、海水浴が、体にいいと絶対わかっていたのだろう。
まあ、そんなわけで、毎年海水浴に行くことにしているのである。
そのせいか、風邪は引くことはあるが、寝込むとかいうような状態には久しくなったことがない。
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