見出し画像

コインチェックに入社しました

みなさん、はじめまして。
お久しぶりの方はお久しぶりです。
よーた/YouLACと申します。
2022年12月にコインチェックに入社して2ヶ月ほど経過したので、自分の近況報告も含め、入社エントリーを書いてみようと思います。
コインチェックへの転職を考えている方や、新卒エンジニアでこれからのキャリアに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

経歴

2017~2021:学生時代
金沢工業大学のエコランというガソリン1Lの燃費を競う競技の電装担当でマイコンや基盤いじってました。
その傍らでweb開発を学びたくて、ウェブサイト開発のアルバイトをしてました。
2018年末にマイクリプトヒーローズがきっかけでブロックチェーンを知り、少しずつ界隈の情報を追いはじめ、個人でweb3のアプリを製作(ERC20版Uniposみたいなもの)したりしてました。
2021年4月:新卒で暗号資産交換業者に入社
販売所の運営、ステーキング関連の開発に関わってました。
2022年12月:コインチェック入社 New!

暗号資産交換業界に入ったきっかけ

 自分は普通に新卒の就活をしてこの業界に入るという、少し珍しい経歴だと思うので、転職前のことも少し語らせてください。
 
 自分がこの業界を認知したきっかけは、2018年にマイクリプトヒーローズの情報をたまたまTwitterで見かけて、「ゲームにかけた 時間も お金も 情熱も、あなたの資産となる世界」というキャッチコピーに惹かれたことがきっかけです。
ゲーム好きかつバイトをしたくなかった自分にとっては一石二鳥だと思いました。
今までゲームで時間だけを浪費していたのに、お金も手に入れるチャンスがあるなんて、なんて素晴らしいんだろう、と。
マイクリをプレイして実際にアセットの売買やオフ会に参加してみたりするうちに、Dappsの仕組みやコミュニティの存在に興味が湧き、どうやらイーサリアムというものが使われているらしいぞ、ということでブロックチェーンや暗号資産にも興味が湧きはじめました。

 そんなこんなで、漠然とブロックチェーン周りに関わりたいと思い始めたものの、エンジニアとして経験が浅い自分はDapps開発にコミットできる程の技術力がなかったため、普通に就活してエンジニアとしての経験を積みつつ、界隈の情報が入ってきやすい環境に身を置きたいと、思うようになりました。
 その結果、ブロックチェーンとDapps利用者のゲートウェイとして機能する暗号資産の販売所や取引所を運営している企業で働くことで、

  • Dappsに必要不可欠な暗号資産の売買に関われる(その結果Dappsのプレイ人口も増えたら嬉しい)

  • ブロックチェーン関連の情報を得やすい環境に身を置ける(自分で情報のを追うのが大変)

  • そこそこの規模のプロダクト開発にも携われるためスキルアップにもつながる

と、考え自分が進む業界として一番良さそうだなという結論に至りました。
 とりあえず自分でWeb3アプリを作ってみたり、ハッカソンに出た結果、運良く暗号資産関連の事業を持っている企業に内定をもらうことができ、2021年の新卒入社に至ります。

転職したきっかけ

一言で言うと、ブロックチェーンともっと距離の近いシステム開発をしたかった、です。
新卒入社した前職でも暗号資産業界のエンジニアとして経験を積ませてもらいました。
ですが、全て自社で開発している訳ではなかったため、どうしても運用しているサービスを構成するシステムでブラックボックス化してしまっているところがありました。そこにはブロックチェーンのノードと通信するためのインターフェースも含まれていたため、やはり一エンジニアとしては自分で触りたい、という気持ちが強くなってきたことがきっかけです。
 あとは前職で色々と任せてもらった仕事が一区切りついたため、周りを見る余裕ができ、同業他社含め様々な企業の話を聞いたりするうちに、違う環境で働きたいという気持ちが高まったことも理由の一つです。

 本当はコインチェックの新卒入社も検討していたのですが、残念ながら僕が就活をしていた2019・2020年は求人がなかった(一応インターンは取ってたらしい?)ので、どこかでエンジニアとしてのキャリアを積んでからコインチェックのような自社でほぼ全て開発している会社への転職をしようと考え、新卒入社から早い段階でこの業界に関われそうな会社を探した結果、1社目に至りました。

入社を決めた理由

 国内にも自社で販売所サービスなどのシステムを全て自社で持っている企業もいくつかありますが、その中でも規模はトップクラスだと思います。そういった大規模なサービスに関われることと、今まで自分が業務で直接触ることができなかったレイヤーの実装に触れることができるところに自分の好奇心がくすぐられました。
 現在エンジニアの人員増員の計画や、社内で抱えている技術的課題をこれから解消していこうと、CTO室のメンバーを中心に動いています。
こうした課題解決に向けた動きを一メンバーとして体験すると共に、自分も力になりたいと感じたことも一つの理由です。
 業界的にはFTXの件をはじめ、海外事業者の撤退など冷え込んではいますが、会社としては引き続きNASDAQ上場を目指していることや、エンジニアの採用を強化していたり、この規模でありながら今後も大きな変化が控えていることがとても面白味を感じました。
 
 個人の勝手なイメージですが、この業界はどうしても金融上がりの人たちが多くなりがちで、お堅そうな雰囲気を感じます。しかし、コインチェックの場合はそれ以上にベンチャー味が強く、カルチャーも魅力的でした。

仕事内容

自分は現在、ウォレット開発運用部・アプリケーション開発グループに所属しています。
アプリケーション開発グループのミッションは

効率的で保全性の高い暗号資産入出金システムを追求し、スムーズな価値移動を提供する

です。

具体的に何をしているかというと、暗号資産入出金システムの効率化、新規通貨上場時に入出金機能の開発、リコンサイル機能の保守運用等が主な業務になります。
 社内のシステムは大体Ruby on Railsで開発されており、RubyとRailsがわかればなんとかなります。(自分はRubyとRails共に未経験だったので頑張って勉強中です)
※ちょうどこの記事執筆中にグループ内で基盤チームと通貨チームに分割されました。詳しいことは是非カジュアル面談等で聞いてみてください!

入社して感じたこと

ここからは実際に入社して2ヶ月経過して、感じたことを書いていこうと思います。

社内体制

 組織体系が整っており、部署ごとに分業がしっかりとされているため、自分の部署で扱う仕事や技術に集中ができます。
 逆に整っている反面で、インフラ周りとかに触れる機会はかなり減りました。前職では規模がここまで大きくなかったのもあり、自分でインフラ周りもいじれたり、割と幅広いことに携われていました。
とはいえ、社内のさまざまな部署の方が勉強会を積極的に開催しているため、開発関連はもちろん、ビジネスサイドの方々の知見が得られることは個人的にはとても嬉しいです。
 
 キャリアに関しては社内留学という制度があり、現在の所属部署とは別の部署の業務を兼務することが可能になっています。自分も今後この制度を利用して他部署の開発業務にも携わりたいと考えています。
 ビジネスサイドのKPI等は隔週で開かれる全体会で共有されたり、社内のシステムで共有されているため、その辺りの数字も気になってしまう自分としては嬉しいです。
 
 暗号資産交換業者という特性上、一般的なIT企業よりも制約が多いと思いますが、コインチェックはその中では割と自由にできることが多いと個人的には思っています。組織の管理体制や業務フローが制約の範囲内で円滑に進むように自動化されている部分が多いため、手動オペレーションを減らそうとした先人達の努力を感じました。

社風

かなりオープンです。
入社のタイミングで社内Slackに社員一人一人のオープンチャンネルが割り当てられます。そこでは役員や従業員に関わらず、個人が様々な発言や、情報共有をしており、チームメンバーをはじめ、他部署の方もレスポンスを返してくれるため、非常に良いコミュニケーションの場になっていると感じています。
Twitterみたいですね。

感じた課題

 いいことばっかり書いてる気がしますが、個人的にいくつか感じる課題ももちろんあります。
 この業界の中では歴史のあるシステムなので初期の頃に実装されたレガシーなコードが残っていたり、社内独自の複雑な処理は自力で理解するには難しかったりする場面が多々あります。この辺りは会社としても認識しており、CTO室の方をはじめとしたエンジニア採用の強化により改善に向けて動いてますし、メンバー間で勉強会をしてくれているため、今後改善されていきそうだと思います。自分も都度アウトプットして改善の手助けができればと思っています。
 その一環で、外部からRailsに強い方を招いて知見を頂いたり、ペアプロをして頂く時間をもらえたことはとてもラッキーでした。

働き方

かなり働きやすいです。
自分が所属するアプリケーション開発グループは、リモートと出社の制限は特になく、勤怠に関しても、用事があれば中抜けしたりするのは自由なので自身の都合に合わせて就業できます。
 また、毎日15分程度の昼会でメンバーとも顔を合わせるため、コミュニケーション不足等は特に感じていないです。

最後に

 既存メンバーや新しく入社される方々はもちろん、自分より若い方々もバリバリ活躍していて、自分も追いつこうと奮闘している毎日です。
 今後さらにブロックチェーンを利用したサービスが増えていき、そんなシステムに囲まれて当たり前、作れて当然、というような暗号資産版のZ世代が出てきたときに、自分も置いていかれないように今後も研鑽を続けていきたいと思います。
 各チェーンや通貨の仕様に振り回されたりすることもありますが、その辺も含めて開発の面白さがあると個人的には思ってます笑

 業界経験の有無に関わらず、多種多様なバックグラウンドを持ったメンバーが在籍していますので、少しでも弊社に興味を持っていただけた方は是非カジュアル面談や採用にエントリーしてみてください!DMも解放してますので、気になることがあればお気軽に連絡ください。お待ちしております!

この記事が参加している募集

入社エントリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?