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宇宙飛行士を目指して③ 情報収集と現状分析、今後の進め方

現状分析 宇宙飛行士像と自分のギャップ


 まずはJAXAが考える宇宙飛行士像に自分を近づけていくことが必要なので、内山氏が作成したマンダラチャートの64分割された要素ごとに、as is, to be を書き出し、そのギャップを埋める方法をわかるだけ書き出した。それぞれのギャップを埋めるのに時間がかかるものとそうでないものに分けて、準備の順番を決めています。


 こうやって要素ごとに分けて考えてみると、定量的と定性的な要素に大きく分けることができ、定量的な要素はas is, to beがわかりやすいが、定性的な要素はto be がわかりにくい。その理由は、今の僕には理想の宇宙飛行士像はこうである、というものがまだないからです。今回は宇宙兄弟を読み返しながら考えました。チームタスクに取り組む様子や、予測不能な事態への対処や孤独感などの心情も描かれているのでとても参考になりました。それでもまだ足りないので、宇宙飛行士や宇宙開発の本や動画で情報収取する必要がありそうです。

 一方で、定量的に分析できる言語スキルや健康・体力、専門性などはすでにギャップが見えているものがあるので、その中でも時間を要するものはすぐに取り組めそうです。とくに言語は一朝一夕で身につくものでないので、すぐに取り組むべき事項に該当。

 また、これらの要素の中で健康・体力だけは自信あったのですが、唯一ダメなのが三半規管です。もともと乗り物酔いをしやすい体質であり、最近ひどくなっている実感がありました。試しにぐるぐるバット10回転してみると、その場で倒れ40分体調不良が続き、嗚咽も出ました。。。OMG( ;  ; )医学的な方法で努力し改善していくことにする。

 とはいえ、これらの要素が見られるのはおそらく選抜工程でいうと1次選抜以降だと思われます。だから、その手前の0次選抜にある英語、一般教養、STEM試験の準備は別途必要です。現状では、英語はTOEIC、TOEFLを受験したことがあるのでギャップは把握していますが、一般教養やSTEM試験はまったくわからないので、情報収集をまず行いました。STEMは国家公務員採用総合職試験相当、一般教養は大学の教養課程相当とのことで、参考書を購入。


計画策定


 スキルギャップが大きく、長期的なトレーニングが必要な分野をまずは週次スケジュールを組んで実行することにしました。その分野は英語と宇宙開発の知識です。英会話、リスニング、ライティング、技術英語、宇宙開発知識の5つにさらに分けて取り組んでみる。現在僕は1社にフルコミット、もう1社でプロボのとして仕事をしているので、1時間/日をこの準備に充てています。

週次スケジュール(仮)

若田光一宇宙飛行士のEVAのLIVE配信を見て


若田宇宙飛行士によるEVAの様子
EVAの内容

 日本時間の1/20(金)21時から、現在ISSに滞在している若田宇宙飛行士によるEVAのLIVE配信があったので、見ていました。目的は宇宙飛行士の仕事を知るためです。ジョンソン宇宙センターのコントロール室にいるキャプコムとEVAを行う宇宙飛行士のやりとりを聴きながらの配信でしたので気づくことが多い貴重なものでした。

 気づきを1つ挙げると、指示やマニュアル通りに行う点です。宇宙兄弟を読んでいても気づいたのですが、タスクを行うときはいつもマニュアルを片手に、もしくはキャプコムからの指示にしたがっています。考えてみれば当然で、機器やタスクの量から全て覚えた状態でミスなしで実行するのはほぼ不可能です。そこから技術英語に関連するであろう"指示英語"のようなものも覚える必要があるなと思いました。


1週間を終えて


 まだ途中ではありますが、すべきことが見えてきました。やることはたくさんありますが、1つ1つ実践することで宇宙飛行士になる可能性は間違いなく上がるはず。また、NASAは後悔している情報や宇宙兄弟から宇宙開発を少しずつ知ることで楽しさも増しています。

 また、理解を深めることとモチベーション持続のために漫画「宇宙兄弟」を読んでいるのですが、その中でとても素敵な事象がありました。その世界では、月に残ったNASAの宇宙飛行士を地球に帰還させるために必要な帰還船をロシアが提供し、それを日本が打ち上げる。さらにロシアの宇宙飛行士が月面に残ったNASAの宇宙飛行士を助けるために月に向かい合流しています。今の世界情勢では考えられないことですが、僕はこのような国際協力がされている未来を強く願います。

出典:漫画「宇宙兄弟」35巻





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