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すもう×私
最近、テレビでよく相撲を見ている。
晩ごはんを食べようかと思いながら、ぼーっと眺めている。
窓を開けているのでそよそよと気持ちいい風が入ってくる。
父方の祖母が相撲が好きだった。
そして父も相撲をよく見ている。
気づくと最近、ぼーーーっと眺めている。
お相撲さんの背景に映る観客らが気になる。
どこかのお偉いさんだろうか、マダムだろうか。おっとこの子は若いな。隣はお父さんで、息子を連れてきているのだろうか。
お相撲さんが土俵から観客席に倒れる。
見ているこちらからしたら、危ない!と思うけれど、みんな楽しそうだ。にやにやしている。
めちゃくちゃ叫んでいる人はいるけど、観客の声はテレビは拾っていない。
この人は今どんな気持ちで何を叫んだんだろう?
にやにやと楽しそうにしている人が多い。
今どんな気持ち?
と、聞きたくなる。
あたりまえだけど、お相撲さんは、それぞれ体格や肌の質、顔つきが違う。
いやあたりまえなのだけど、昔はお相撲さんはみんな同じに見えていた。
ふくらはぎの筋肉のつき方がちがう。
おもしろい。
私が「おもしろい」と思うようになった背景には何があったのだろう?
人の情動に好奇心を持つようになった
肌と肌がぶつかることがおもしろいと思うようになった
お相撲さんのお腹は不健康な脂肪ではなく、健康な脂肪だと知った
このあたりのような気がする。
おもろい。
宇良(うら)というお相撲さんが入場すると会場が沸いた。
桃色のまわしをつけている。
なんか可愛い。
調べてみると同い年だ。
親近感が湧く。
そういえば、
漢字相撲というのを小学生の頃にしていた。
漢字の小テストの点数で戦う。
高かった方が勝ち。
私の四股名は「佳の里(よしのさと)」だった。
安定して大関あたりにいる関取だった。
にしても、何回見ても「見合う」の終わりがわからない。
どのタイミングで相撲が始まるんだろう。
この分からなさすらも、まぁいいかとぼーっと見ていられる。
5月場所の千秋楽は5/26(日)らしい。
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