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年末雑感30日

冷凍したカニをクール便で送ろうか、どうしようか。迷っている間に、完全なる年末になってしまいました。その原因であるカニしゃぶ決起会延期についての記事は、こちらです。

今のところ送らないことにしています。

それは、もっと前に宅急便の営業所へ聞いたら、どこも遅れ気味になっていると念押しされたからです。それなのに、年の瀬の宅配、しかも面倒なクール便が増えてしまうのはどうかと思うからです。「一つぐらいいいだろ?」と考える方に回ることもできます。そうしようかどうしようか、迷っているうちに、送りたくないんだなと思うに至りました。まずは、一緒に食べたいのです。

ただ、ウチで食べる予定だったから、年末年始の食材を準備していない姉からは食材として「余ってるでしょ?送ってー」がなんとなく伝わってくる、というかハッキリ言わないで伝えるのが上手な人なので心が揺れます。そうやって転がされてきた人生ですからね。

それで振り返るに、今年はコロナ禍中ずっと、宅配の配達員の方々には本当にお世話になりました。毎日会うわけではないけれど、頻度高めに配達してくださっているうちに、時々「お疲れかな?」とか、その違いがわかるようにもなってきたのです。労わる気持ちは前より湧いてきています。といっても、世間話はほとんどしませんが。

本当は「経済」として考えたら、年末だろうがなんだろうが仕事量は増えた方がいいのかもしれないけれど、なんだか嫌なのは、カニしゃぶ決起会を延期した理由が理由なのに、それを別にして他人には「それが仕事でしょ?」とか「お金払うんだからいいでしょ?」とかで依頼する感じがして妙に引っかかるのです。年末年始で発熱したら病院にかかりにくい、または病院がパンクするのは、誰が発症しても同じだからです。この時期を外したくなります。冷凍カニなら外せます。

もし、もう一つ配達が増えるにしても、ウチのカニよりもっと優先順位の高い何か大切なものが増えた方がいいと思います。という、優等生のご意見が頭を占領し、送るにしてもカニは年始以降にしようと決めました。それまで冷凍庫はパンパンです。食べちゃおうかな…へへへ。

話は変わりますが。
つい最近まで、その入れ替わり立ち替わりいらっしゃる宅配員の方々から、片付いていない通称「死んでいる部屋」が丸見えでした。その天井まで荷物が詰まっている圧迫感で「うわっ」という表情を抑えつつ引き下がるように帰っていかれる姿を何人も見てきました。そういうとき、私は心の中で「同じ気持ちだった私は、もう慣れました」とつぶやいて、恥ずかしい気持ちを棚上げしてきました。そして、彼らもいつの間にかその光景に慣れたのでしょう。

先日、神経質そうなキチンとした方が目を上げないまま「おや?」という表情をされているのに気づきました。ちょっとした心の交流があるようなないような。そもそも立ち入ったことなので言葉は交わしません。が、「いやぁ今度来たらもっと変わってますよ?」と嬉しくなりました。

そう2021年になったら、もっとあの部屋は変わります。楽しみです。


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