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そこにある暖房のスイッチ入れてます?

先日、寝ているとき、耳元で声が聞こえたのです。声というか、声の混じった、眠気混じりの「ふはぁ…んん」みたいな溜息。ぬくぬくのベッドで毛布に包まるカップルなら、満足のいく自然な光景です。でも違う、ひとりで寝る人です。それは夢か不思議体験か。

あまりにもはっきりとしたものだったので、頭の先から足の先へ向かって棒が一本ピーンと入り、夜中に両目がバキッと開きました。両手でふとんを掴みつつガッと横を向いても、そこには、相変わらず同衾しているクマしかいません。いや、クマじゃない方がコワい。それで良かったのです。

しかし、もう、そこから眠れなくなってしまいました。ゴソゴソ起き出してネットを開いたり閉じたり。


そのとき思い出していたのは、一週間前のこと。
体調が変でした。年末に風邪をひいた気がしたので、全ての予定をキャンセルし、一旦スローペースにし、空回りするように焦らないことにしようとスケジュールを調整しました。

それなのに、急に背中というか首の後ろあたりが熱くなって肩全体が重くなりました。手がブルブル震えて、声まで震えて意識がボワっとしたのです。夏くらいから体に異変の多いことで心配性になっている私は、お風呂上がりの心筋梗塞みたいなことを危惧して、体温と血圧を測った後、救急相談へ電話をします。119への連絡より一歩手前の機関です。そのくらい変でした。

そこで、いろいろ質問を受けているときに得たのは、高熱が出る前は悪寒で身体がブルブル震えるということでした。「お部屋は暖かくしてますか?」

「あっ!」。

高熱。これは×。
風邪が治っていないとしても、そのときの体温は35℃台。これから爆上がりするために身体が武者振るいするように高熱を準備しガタブルに振動しているとしたら大変です。

お部屋。暖かくしてない○。
オイルヒーターを使っているのですが、見ると、スイッチが入っていない。これだ!と気づきお礼を言って電話を切りました。

室温は一桁台だったかもしれません。
冷たい空気が気持ちい〜と思ったことで、朝から昼過ぎまで暖房なしで過ごしていました。寒波が来ていた頃です。ぼーっと生きているなと思いました。そりゃ寒いでしょう、家にいたって風邪をひくでしょうと。低体温で温まるためか血圧異常でしたもの。

人騒がせでした。電話で解決できるほどの人が対応して下さって、本当に助かりました。高熱が出る直前かもしれないので、そのアドバイスから、私がした応急処置は、3つです。

生姜パウダーたっぷりの白湯を飲む

まず、危機感で信号をガンガン出している身体にポカポカする飲み物を流し込みました。マグカップ2〜3杯だから500ml以上でしょうか。

白湯を飲みながら、

・濡れたタオルをジップロックに入れ電子レンジでチンして首を温める

即席の「湯たんぽ」を首に巻いた感じです。
うすうすの温泉タオルみたいなのでキュッと締めて、これを何回か繰り返しました。今治のフカフカの肉厚タオルもいいけれど濡らすともっさり重いので。

応急処置で身体を安心させたあとは、部屋が暖まるのに時間がかかるので、

・葛根湯薬を飲んで、布団に入ってすぐ寝る

これらで治る感じがつかめ、病院へは行かないことにしました。家でなんとかなるなら本望です。

それで、諸々含めて、もっとピリッとしたいなと思いました。
病は気から。

なぜ部屋の暖房をきっていたか。
それは、冷気でピリッとしようとしたからです。けれど、それでは再び風邪をひいてしまう。自律神経を安定させながら、頭の中はスッキリという状態を望むけれど、それは瞑想状態ではないのか。座禅は組んだことがあります。ちゃんとした瞑想がどんなものか掴めていません。これも習慣的に身について、すっと深く入り込めるスタイルがあるのでしょうね。私の場合は、空腹(ファスティング)が近道かも。

年明けから、自分のアンテナみたいなものがとても過敏になっています。たとえば本を大量に読みたくなっています。本はいいけれど、大量はどうなのか。穏やかでいるために、脳が暴走しないために、自分に身体が落ちつく場所を用意してあげるといいのかもしれません。やっぱり家を整えることかな。

まずは暖房スイッチを入れます。これからはもっと寒くなりますね。タイマー付きなのだからそれを使って、オン・オフを忘れずにします。



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