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大人への階段を一つ上がったの?

これは松坂あたりで採れた栗。
このフォルムだから美味しいに決まっている! と思わせた栗です。

ところで、昨夜の速報によれば、ヒッピー風に腰まで伸びていた髪を、姪がバッサリ切ったそうです。小学生とはいえ、辛い失恋はないとしても、何か吹っ切れた、あるいは吹っ切りたかったのではないかと推察しています。家庭に問題がないわけじゃないし。

心配もあるし応援もしたいところです。

送られてきた新しい髪型の彼女は、てるてる坊主のように美容室でポリエステルの白いマントを纏っていました。その後ろに写るは、イケメン美容師。最近の私は、イケメンに関心が向いているようでキャッチ力が増しています。最初は、シャインマスカット様にズキューンだったのだから、人間だけではないのだけれど。人間にまで及んでいると言っていい状態です。

ヘッダー画像の栗だって、2キロあるなかで一番格好がいいのを、個別撮りしました。クリ中のクリ。イケメンなお尻の持ち主です。今朝、煮沸したときに見つけました。これから冷蔵庫で甘さが増すまで熟成させるので、栗ご飯になるのはまだまだ先になります。こういう仕込みにゆったり時間をかけるのが好きです。ほとんどの情報は目の前を流れていく時代ですが、仕込んだり、片付けたりを一つ一つ丁寧にできているものが、最後の最後で完成する姿を現すその瞬間が好きです。

だから、私にとっての「イケメン」とは、若くて外見が整っているというだけではないと信じたいのです。表情には蓄積した時間が流れます。その栗の外見だって、美味しさと別ではありません。太陽をしっかり浴びて、バランスよく成長したものの方が美味しい確率は高い! バランスの良い成長の証が、果物のイケメンぶり。

もう一つ大事なことを付け加えておくと、こうやって公に向かって動植物のみならず人間にまでイケメン支持を口にするのは、口にするようになった女性は、自分が歳をとったことを自覚しています。美しいフォルムの多くは「若さ」の中に存在しやすいものですからね。それが、よくわかっているということです。歳をとってもイケメンは貴重。中から滲み出ていたらもっと貴重です。

頻繁に写真を撮るようになったから、今までとは違って、外見のフォルムを気にするようになっています。そのおかげで自分のお腹の浮き輪も、半年前より格段に気になっています。

そんなふうに「外見」というのは人に与える影響も与えられる影響も、自分に与える影響も大きいもの。そこを変えたいと、腰まであった髪を切るのですから、他人事には思えません。学校に行って、みんなに「いいね!」って言ってもらえているのだろうか。そんな評価なんて全く気にならないというほど、周囲に無関心でもないタイプだったと思います。

肩より短く切りそろえた髪型に似合う服を送ったら、竹内まりやさんの名曲「元気を出して」になってしまうけど。カラオケでよく歌うけれど。人生はそんなに悪くないと思いながら乗り越えて欲しいです。

失恋じゃないとも、言い切れないですよね。
いつか聞いてみよう。

追記:2020/11/10 修正





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