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おすすめドラマ_Netflix 私の解放日誌

自分の中で、韓国ドラマというとキラキラした美男美女が出てくるイメージが定着していたがこのドラマはちょっと違う。

『サンクチュアリー聖域ー』・『レディ・バード』・『怪物 괴물』(韓国ドラマ)を観て余韻を楽しんでいた後に、そろそろ違うものを見ていみたいなと思い。
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色々とネットの中を散策してみたが、なかなか今の自分にフィットしたものが見つからない。
そんな中、一回スルーしたが、おすすめに出てきた『私の解放日誌』に再トライしてみたら‥。

こりゃ良いい。今の私にピッタリフィットした。

今はまだ8話までだが、勿体無いので一気見しないように我慢しながらドラマを味わっている。登場人物がキラキラしていない感じといい。財閥が出てくるわけでもなく。大きな事件が起きることもない。会社に勤めているソウルよりちょっと(だいぶ?)遠い実家から通う3人兄妹の物語。

登場人物がみんな愛おしい。頑固で無口な父さんといい、子との間を取り繕う母さんといい、ちょっとした食卓シーンもこれまたいい。あらゆるシーンのみんなの表情がなんとも言えないくらいいい。で、皆んな何かしら問題を抱えているちょっと鬱屈した感じ。

脇役も味があって、みんな素敵だ。

あー、言わなくてもなんかその表情でわかるなーと思ってしまう。
これは40歳を過ぎた特権だろうか?

国は違うけど、なんかわかってしまう感覚がある。

昔見た『それでも生きてゆく』の満島ひかりと瑛太の会話を思い出す。
坂元裕二の脚本だったなあ。あの感じを思い出した。多くを語らずともなんとなくあの芝居で伝わる感じ。

だから、ジッっと見てしまう。

映像も綺麗で印象的で、なんかそれもいいんです。
貧乏くさい感じもしないし。(語弊があるかもしれませんが、この表現)


『サンクチュアリー聖域ー』のように相撲界に入って、高みを目指すようなストーリーではないが、主人公がもがいているところは一緒か。
これも役者の表情がすごく好きだったなあ。

『怪物』(韓国ドラマ)では過去の未解決事件に囚われた人々に再び同じ猟奇事件が起こるような大事件が起こるが、大事件はなくともソウルより離れた都市でキラキラしていない感じは一緒か。これも表情が良くて、シン・ハギュンのファンになってしまった。
署長役と今回のドラマのお父さんは同じ俳優チョン・ホジン。全く違う印象もまた楽しみの一つ。

『レディ・バード』に近いだろうかな。

『私の解放日誌』はどんな人が共感して観るのだろうか?

どんどん話は飛んでいくが、
20歳の頃に
ケン・ローチ監督の『My Name is Joe』を観たが全く感情が分からなかった。観るにはまだ若過ぎた。ラストが衝撃で今でもラストシーンは記憶に残っていたが、ハッピーエンドばかりじゃないのだ。
今なら分かる気がする。登場人物の歳を過ぎた今なら。

勝手な想像だが、このドラマは、勤めていなくてもまだ学生さんでもなんとなく共感できて、クスッと笑えて楽しめるのではと思う。

そして、「クさん」という謎の男がいる。
なんとなくドラマ上の素性の想像はできるが、このドラマがどう完結していくのかは予想できない。そこが楽しみでもあり、さらっと観てしまった1話を見返してこのドラマを楽しみたい。

最初はちょっと毛色が違ってとっかかりにくいが、
2話の途中からみんなの境遇がわかってきて面白くなるドラマ。

是非、色んな方に見ていただきたい。おすすめのドラマです。

※画像は著作権など絡むと思い、私的写真より転載


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