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女の「機能」が無い女。

「避妊しなけりゃ、こどもはできる。」

極端に言えば
私はそう思ってた。


不妊治療って言葉は
もうかなりメジャーだけど、

「する側」になるって事を、

どのくらいの女の人が
考えたことがあるだろう。

不妊治療が、
良い悪いの話じゃない。

妊娠するための
ただの「手段」で、

コミュニケーション不足を
解決するものじゃない。


私の場合は
そこを少し
勘違いしてたのかもしれない。


_____________

一緒に過ごす「時間」がなくて
寂しくって仕方がない

_____________


これを、自分がわかっていたら、
相手に素直に伝えていたら、

セックスがただの「作業」には
ならなかったかもしれない。


もう終わった、
たらればの話だけれど。



妊娠するまでの4年間は、

散々、
「女性としての機能が無い」って
自分で自分を責めた。


後から結婚した友達が
どんどん先に出産していく。



二人目、三人目の報告も
おめでとうって言う度に

「私は授かれない」って
自己否定になっていく。


「うらやましい」が

どんどん
「ねたましい」に変わってく。


そんな自分が心底嫌だった。


でもこれも今思うと、

ちゃんと
夫婦のコミュニケーションが取れていて

「愛されてる自信」があれば

ねたましいにまでは
ならなかったと思う。


結婚したらこどもを産むもの
30歳までにこどもが産みたい


今まで自分が思い込んでた
常識とか、

特になんの根拠もない
目安の年齢とかじゃなく、


正直素直に
「向き合う」時間、

「こんな家族をつくりたい」って
話せる時間、

何よりそれが、
欲しかった。



ひとりで勝手に
落ち込むんじゃなくて、

弱さを見せたり
甘えたり、頼ったり…



女性の機能というか、

そんな「女らしさ」が
いちばん欠けてたのかもしれないなぁ。




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