ゲーム/Youtube三昧、ぼくのなつやすみ

長男の夏休みが終わって10月に入ってしまった。
夏休み終盤の、8月下旬に書いていた、愛する息子関連の随筆。

ウチの息子(小二長男)は「今どきの子だから」という面もあると思うが、ゲームやYoutubeが特に好きだ。

この手のものはダラダラと娯楽にいそしむように見え、
親として心底やきもきする気持ちもぬぐいきれない部分がある。
同じような気持ちの親御さんは、案外多いのでは、と思う。

いつも通り、現在進行形で我が家のことを書いているだけなので答えのようなものはないが、僕なりには受け入れて過ごしているのでその辺りを書いてみたい。

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夏休みに入り、なんと宿題を3日でほぼ終えた息子は、
あと10日程で夏休みを終える今日まで、

毎日SwitchのゲームやiPadのゲーム、Youtubeを楽しみ、傍目にはグダグダと過ごす自由に夏休みを心から満喫している様子。
一言で表現すればハッピーに過ごしている。

親としてはやきもきする気持ちもあるが
昨晩寝る前の息子との出来事は少し思うところがあった。

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自由と余裕からモチベーションやWillのようなものは生まれるのかもしれない。

電気を消して、雑魚寝の布団でいつものように寝るまでの雑談をしていた。

どうやら、息子はプロゲーマーになりたいと考えているらしい。
将来の夢、というやつかもしれない。

サッカーが好きならサッカー選手に、料理が好きならコックさんに、といった具合で将来の夢を語ること、それ自体はありきたりなことかもしれないけれど息子の話を聞いたり様子を見ていると大人ながらにハッとさせられる。

息子はどうやら、
「将来、プロゲーマーになりたい」
というテンションで考えた話をした訳ではなく、

「今から、プロゲーマーを目指して活動している状態」
になりたい、という気持ちを持ったらしい。

言い換えると、夢に向かって努力をすることをしたい、というイメージかもしれない。

個人的にはハッとする部分があった。
大人になってしまうと、基礎となるスキルも経験もあり、
夢というよりは、実現可能性のある"目標"があるので、
目標と実行の距離感というのは非常に近い。
努力の仕方も大体わかっていて、運の要素も、死にはしないラインも大体わかっていて、後はやるかやらないか、ぐらいしかない。

自分自身も、大人になって、やりたいと思ったり口走ったことは大体実際にやっているし、予定に入っている。気が変わったもの以外はやるだろう。

言い換えれば、僕はやれるかわからないことに対して、やりたい、と思うことがしばらく無かったのかもしれない。

なので、このような"夢"のような目標への向き合い方に対して
「まずはどういう努力をすればいいか」
そういう状態、ステージがあるという当たり前のことを忘れてしまっていたことに気づき、驚いた。

スポーツの世界でいえばスクールに通う子達が、
将来自分はプロxx選手、にと口にする光景は
よくありイメージがつきやすい。
息子もサッカースクールに通っていて
自分より凄く上手い友達もいる。

なので、
"うまくなるには"
どこかチームに入って沢山練習することや、
本や動画で沢山勉強することが良いのでは、
という、アイディアレベルのものはあるらしいが、

同じ練習や勉強をしても個人差で優劣はつくし、
練習も勉強も本気でプロを目指す子は皆やるはず。

大事なのは分かるけれど
"プロを目指すには"
練習するとか勉強する以外に
どうやら何かアイディアが足らない。

そう思ったのか
夜のテンションも手伝ってか
妄想と考え事がはかどったらしく、

もう寝る時間だぞ、と僕にこづかれながらも、
一旦メモ帳に思いつきを書いておきたいと、
机にかじりついてアイディアを殴り書きしはじめた。

僕はその背中を30分近く眺めていた。

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「くだらないのもあるけど見て笑わないでね」

一仕事終えた息子に言われた。

笑わないよ。
お父さんもお仕事ではいつもくだらないアイディアからはじめるしよく馬鹿にされるんだ。

そう話すと、うす、と返事して20個ほどの思いつきの付箋を引き出しにしまい、息子はその後変なテンションで眠りについた

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夢というだけあって、

プロを目指す以前にまずは素人な訳だから、
そこまでの距離はまだまだ計り知れない。

ありきたりな勉強や練習もとても大事なことだろうし

試合をするなら、相手や環境のあることだから、
くだらなく見えてもいいから、特徴的な努力や戦略などのアイディアも大事なことだったりすると思う。

なので、
書いたメモはどれも大事で、
その中のどれかが答え、ということでもないと思うけれど

「ただ努力するだけじゃなくて、考えて努力する」

これだけは大人でも変わらない気がして、
毎日練習する、頑張る、とかではなくて、色んなアイディアを思考停止せずに考えて動く、ということを改めて学んでしまった夜だった。

真剣に向き合えている部分があるならYoutubeもゲームも捨てたもんじゃないと思えた。

ちなみに、10月現在、息子の夢はアイスクリーム屋さんである。

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