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会社が天引きした税金を納付してなくて俺に督促状が来た話(6)

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(前回のあらすじ)弁護士さんに法律相談に行ったものの、最終的に「(会社を)生かさず殺さず、粘り強く支払いを促しなさい」という話に落ち着いたうえ
住民税以外の、年金・社会保険その他もろもろにも暗雲が漂ってきた。


さて、弁護士の先生の奮闘(?)にもかかわらず、状況は良くない。
問題が解決しないばかりか、どうやら住民税以外の「年金」「社会保険」等々についても、対応されていないのでは?という新たな問題まで背負い込んでしまった。

どちらにせよ、会社に確認を入れなくてはならない。どこまでの書類やら手続きを終えていて、どこまでが終わっていないのか。

なお、時系列が前後して申し訳ないが、この時点で私は名実ともに会社を退職し、転職後の新会社に移籍しているのだが、これはこれで、後に厄介事の種となる。具体的には、退職によって、会社との関係性がなくなったため、「旧弊社は○○の手続きをしていますか?」などの確認がとれなくなった。

「第三者の方にはお伝えできないため、会社の方に直接聞いていただくか、会社側から役所に確認してください」と、断られてしまうのだ。
役所の言い分は仰るとおりで、抗議する気もないのだが、会社経由で聞こうとしても、相手は、税金を納めたような納めてないような、記憶と記録が曖昧な相手である。私から会社に質問して、それを会社内から担当者に伝え、さらに担当者から役所に確認して、私に質問の回答が返ってくる間に、どう考えても負の連鎖伝言ゲームが発生するであろうことは明らかであった。

もしこのnoteを見ている方で、今後会社と何かしらでバトルする準備のある方は、証拠を集めるまでは可能な限り、退職しない方が良いかもしれない。

ともあれ私は、各種制度や保障について、
今どういう状態で、必要な手続きはされているのか、そもそも最初から加入していたのかを含めて、1つずつ自らの手で確認することとなった。
今思っても、その分の作業手数料を払ってくれと思わずにいられない。

1.被保険者資格喪失届(健康保険と厚生年金保険)

まず最初に確認したのは、被保険者資格喪失届である。これは健康保険と厚生年金保険に紐づいている。最初にここから確認した理由としては、健保と年金という、比較的重要度の高い制度である、という理由以外に、
既に転職先で「あの、被保険者資格喪失届が出てないみたいです、早めに出すようにお願いしてもらえますか…?」と頼まれていた=届け出がされていないことが明確だから、であった。

しかし、転職先にそう指摘された直後、私は旧弊社側に「早く出してくださいね!」とお願いをして、会社も「来週までには!」と約束したのだ。
あれから既に○週間以上経過している。さすがにもう提出されていることだろう。いわば、被保険者資格喪失届から確認したのは「流石にこれはもう終わってるだろうから安パイとして確定しとこう」位の感覚であった。

年金事務所についた。

多くの役所系の施設と同様に、年金事務所も平日の9時から17時しか営業しておらず、駅前一等地、徒歩3分!みたいな立地にもないので、転職早々、私はわざわざ1日休暇を取得してこの対応に臨んでいた。

整理券を取って待っていると、窓口に呼ばれた。
私は事の次第を話して「なので、年金の現在の状態を確認したい」とお伝えした。手続きの書類を記入して、本人確認書類を提出する。
しばらく待っていると、再び窓口に呼ばれた。

「年金の加入状況について、提出状況がご確認できない状態です。」

はて。

たしかに、前回、私がねんきんネットで確認した際はエラーが出ていた。
そしてそのエラーにて「直接、年金事務所に確認を」とあったので、直接伺ったのだが、年金事務所においても確認ができないとは、一体。

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