#DAY8 初めての骨折初めての入院

※11.05に骨折しました。骨折時のことはまた別に書きます。

11.13

朝8時に点滴開始。昨日21時からストップしていた食べ物に加えて、10時からは飲み水もストップした。

14時からの予定だった手術は13:30からになった。

看護師さんと研修生が車椅子で手術室に連れて行ってくれた。手術室と書かれた大きな自動扉に不安と緊張がMAX。手術室の看護師さんに引き継ぐための時間、研修生と待っていたが一言も喋ることができなかった。常に緊張している研修生の方に毎日少なからず気を使って喋っていたのだということに気づいた。

そして手術室への移動。頑張ってください!の声に行ってきますと小さな声で言った気がする。銀色の扉が開いて手術室に入るとドラマでしか見たことない風景が広がっていた。

細い手術台(先生と患者の間に余分なスペースがないように体の幅ぎりぎりの台)の上に移動する。仰向けになると腕も置けないくらいの幅で、左右に腕置きの台があるくらい細かった。

麻酔科の先生の説明通り、硬膜外麻酔をするための局所麻酔、腰に打つからこれが一番痛くて不快だった。そこからカテーテルを挿入して硬膜外麻酔。手術室の音楽が有線で選べたんだけど、そんなものは耳に入らなかった。カフェミュージックみたいなのを選んだのに看護師さんが「これはカフェっぽくないねぃ(苦笑)」と言ってチャンネルを変えてくれたけどどうでもよかった。

心電図?とか色々?なもののコードが取り付けられたら全身麻酔。眠くなりますよ〜の「よ〜」を聞いたか聞かないかの内に眠ってしまった。


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目が覚めたら手術が終わっているというお知らせ通りに、終わりましたよと声をかけられうっすら目を覚ました。声を出そうとして溺れたように一瞬なったけどその瞬間に人工呼吸器を抜かれて溺れずに済んだ。人工呼吸器不快すぎる。昔、おじいちゃんが闘病の時に意識朦朧としながら呼吸器抜いちゃうの困ると思っていたけど、今なら分かる。あれはイヤだわ。

病室に戻るときも半分眠っている状態。エレベーターの音がしてわたしを運んでいる看護師さんが「すみませ〜ん」と言った。先に誰か乗っていたのだろう。朦朧としていながらもその誰かが他の患者ではなく医療関係者だといいなと思った。素人が見たらびっくりするくらいひどい状態なんだろうなと思ったから。なにがひどいってやたらと寒い、震えが止まらない、震えで白目。

病室に戻ってからベッドに移動させてもらい、湯たんぽとエアコンをつけてもらうとしばらくして震えは治まった。

あんなに寒さを感じて震えたのは生まれて初めてだったと思う。

蛍光灯が煌々とついた病室。体が思うように動かず咳が止まらない。事前に言われていた通りの人工呼吸器が入っていたことによる喉のいがらっぽさなのだろう。苦しい。水を一口ずつ飲んで紛らわす。酸素マスクのゴムの匂いがイヤだ。早く取ってほしい。

もう、まじでなんなのコレ、二度と全身麻酔したくない、ああ、ヤだ、全てがイヤだ。と、普段巡らないようなネガティブが頭の中をぐるぐるぐるぐる。この時は数年分くらいのネガティブが発動してた。

そんなネガティブしてると、何時だったんだろう。執刀医が来てくれて手術は大成功と言ってくれたことに少し安心する。“勝った”んですね。良かった、でもネガティブが止まらない。

看護師さん曰く、人によっては酸素マスクが外れたら何かを食べたりするらしい。けど、まったく回復できずにちびちび水を飲みながら、消灯まで半分眠っているような状態で過ごした。

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