国会議事堂を見学して思った、たったひとつだけ。

 仕事の関係で、国会議事堂の見学に同行しました。

 衆議院側を案内していただいたのですが、さすが国会議事堂です。日本の中枢に相応しい、厳かな雰囲気の建物で、すっかり場に飲まれてしまいました。
 石造りの柱や壁、照明、ステンドグラス、中央広間の広々とした吹き抜け、そして細かな装飾。目を奪われてしまうくらい、とてもかっこいい。

 そして本会議場は、木材の温かな色合いと赤い絨毯。
 テレビで見るそのままで、演壇はシンプルながら複雑なつくりで、扇状に並んだ机が壮観で、その空間の広がりが、とても素晴らしかったです。
 ここで国を動かす仕事をしている人たちがいるのか、と思うと、ドキドキしてしまいました。

 そう、ここで、国会議員さんたちが、国を動かしているんですね。

 1億人以上いる国民の代表として、ここに立ち、ここで話をし、ここで働いている。
 そのスケールの大きさに、胸が高まらずにはいられないです。
 だって、ここは、日本という国が動く場所なのですから。

 だから、僕は思いました。

 「国民のために、国を動かす」という、とんでもなくスケールの大きい仕事をしている人たちが、
 まさか、
 「自分たちの私利私欲のために動く」なんて、超ちっちゃい人間なわけ、ないんじゃないかな、と。

 たとえば僕の仕事は、目の前にいる人たちを、少し笑顔にできるくらいの仕事です。国に影響を与えるわけでもないし、手の届く範囲で誰かのためになっている(はず!?)そんな仕事です。
 それでも、その人たちのために、がんばって働いています。

 しかし、国会議員さんは、もっと大きなスケールの仕事をしているわけです。

 「国のために」
 「国民のために」

 その使命感、意義、責任、そういうことを考えたら、私利私欲なんてもの目に入らないくらい、がんばることができるのでは。
 がんばりたくなっちゃうのでは。
 だって、めちゃくちゃかっこいい仕事ですもんね。
 

 そんなこと。 


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