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自分に素直でない自分など自分でないから(30歳、初めてライブハウスで飛び跳ねながらバンドを聴く)

30歳にして初めてライブハウスで(民族楽器ではない)がっつり照明付きでいかにも!って感じのバンドのライブを聴き、隣にいた超かわいい女の子(元バンギャ)と仲良くなって一緒に飛び跳ねました。

さらっと書いてますけど、中高時代はスカートの丈が学年で一番長かったことで有名でしたから、それぐらいの時期にわたしを知った人だと、びっくりされるかもしれない結構な事件です。(あ、スケバンを想像した方、わたしはもう少しだけ後の世代なんです。すみません。)

そう、個人的にも、ヨノセコがライブハウスに出現するなんてことは、トキワの森にブーバーが出現するぐらいのインパクトがある出来事なんです。あれ?ポケモン知らない?今すぐやったらいいと思う! 緑ね! 緑!

どのバンドもすごく良かった。もう自分丸出しだった。
自分以外に何を出すんだって全力で言ってるかのようだった。

そう。

自分以外に自分の武器なんかないんだから、くだらないしがらみとか、プライドとか、世間体とか、そういうので自分を隠して何になるっていうんだって。

自分を出さないヤツに道なんて無いって、そんな世界でした。

でもさ、それはさ、バンドとか音楽業界とか、芸能界とか、そういうところだけじゃないと思うんだよね。仕事でも、誰かができることばかりを追いかけたり、平均的な何かになったって、誰かに取り替えられちゃうじゃないって。それがその内AIだったりするかもしれないって世の中だし。

だったら自分に素直になって、さらけ出しちゃう方が、確実に自分にしかできないことができると思う。たとえ向いている方向がありふれたものだったとしても、少なくとも熱さと正直さがついてくる。熱さと正直さは、人を引き寄せる。尊敬する人々を見てるとそう思う。

「自分らしさ」は過去にやってきた自分の行いにつけられるラベルだから、自分らしさを探す必要も無いよ。ただ、今自分がこうしたいということ、こう思ってることに素直にいたらいいと思う。家庭教師やってた頃とか、学習支援の教室にいたときに、何度も子どもに言ってたあの時の言葉を、ガツンと違う形で投げつけられたような気がしました。そうね、ヨノセコ先生はいつもそう言ってたわ。ええ、もちろんわたしは今もそうやって生きてるよ、教え子たち!

…と、久しぶりに心が熱くなったのでした。

ちなみに仲良くなったかわいい子が「LINEで“◯月◯日 ライブ”とか送って頂けたらオススメのライブ情報をSiriばりに返しますから!」って言ったのが踊るヒット賞でした。某家計簿アプリがやってるレシート電子化サービスはクラウドソーシングでレシートのデータをお時間のある主婦などが入力するような形でやってるって聞いた気がするのですけど、今の時代だからこそ、そういう形の人力Siriとかやったら面白そうだなって思いました。入力されたワードによって返事ができる専門家が即座に返事する、みたいな。

その話はまた、別の機会に。
ああ、すごく元気になった。みなさん、最近のライブハウスは箱を選べば大人がいっぱいだったり、タバコ臭くなかったりで楽しいので是非元気が欲しいときに行くと良いと思います!

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