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【学生インタビュー#3】幅広いアプローチで誰かの「ありがとう」をつくる

世の中理解塾の大水です。
今回は学生インタビューの第3弾として、中央大学国際ボランティアサークル「ひつじぐも」代表を務める法学部3年大山希さんにインタビューを行いました。
幅広い活動やサークル運営を行う中で感じたことや大切にしていることを伺います。



楽しみながら、幅広く活動できるゴミ拾い活動

-ボランティアサークルであるひつじぐもさんで行っている活動についてお聞かせください。一押しの活動があれば合わせて紹介していただきたいです。

2022年11月28日、「ゴミ拾い甲子園」にて


社会福祉の活動で児童館ボランティアと実習所(障がいを持つ方との交流)、ゴミ拾い活動などをしています。児童館ボランティアでは高幡不動付近にあるみさわ児童館と昔から関わりがあり、子供たちとボードゲームや運動をしています。今年3月には子供たちと一緒にハイキングをしました。
 
実習所はボランティアの中では慣れないと難易度の高いボランティアですが、普段は関わることが出来ない方との交流が出来るので貴重な機会だと思っています。
 
ゴミ拾い活動は、コロナ禍でも学生だけで対面で出来る活動として始まりました。現在では手軽に参加出来るボランティアとしてサークル内でも人気の活動です。具体的な活動としては大学付近の多摩センター駅や池袋での活動や学外のゴミ拾い甲子園に参加しています。昨年は学外で他の多くの団体も参加しているゴミ拾い甲子園というイベントで入賞しました。ゴミ拾いは楽しみながらも、真面目に出来る活動です
 
私の一押しの活動はゴミ拾い活動です。下級生の時にゴミ拾い活動の担当をしていて、ゴミ拾い甲子園の参加や他大学との関わりも出来て、コロナ禍でも活動できたことが大きかったです。

普段は経験できない周りからの感謝とやりがい

-ゴミ拾いボランティアの活動を始めたきっかけと今後の将来像を教えてください。

サークルに入った当初はゴミ拾いをしたかったという訳ではありませんでした。
その中でもコロナ禍で対面で活動をしているのがゴミ拾いだったということが活動に参加したきっかけでした。
一番最初の活動で地域の方に「えらいね」と声をかけてもらい、少しお小遣いを貰ったんです。普段生活していて、街でわざわざ声をかけてもらうことなどないので、一番最初の活動でこのような体験が出来たのが印象的でした。それから人の役に立つ活動をしていきたいと思いました。
将来的には、ゴミ拾い甲子園で今後も入賞を目指したいと思っていますし、他大学と共同の活動ももっと頻繁にして、多くの人にゴミ拾いも楽しいということを知って貰いたいです
また、現在サークルのなかで活動に参加している人は限られているので、魅力を伝えて新規の活動参加者を増やしていきたいと思っています。

-今の活動のやりがいや大変なことがあれば教えてください。

2023年3月4日、冬のオリエンテーションにて他大学との交流


やりがいとしては、どのボランティア活動でも終わった後に周りから感謝されることです。周りの方から感謝されることがサークルの皆のやりがいにもつながっています
また、当サークルはOBOGとの繋がりが強いこと、NPOに所属しているので大人との関わりが多いことがあげられます。大人と頻繁に連絡を取り合うということは普通の大学生活では経験出来ないことだと思うので幅広い年代とのやり取りが出来るというのもやりがいです。
その一方で委員長として、連絡のやり取りが多く、その点が大変でもあります。メールの文面だけだと双方の伝えたいことがうまく一致しないこともあり、慎重に考えながら対応しています。

「スピード感」と「臨機応変」を大切に

‐ひつじぐもの代表として、充実した大学生活を送っていらっしゃる大山さんですが、学生として生きる上で大切にしていることはありますでしょうか?

私が大切にしていることは、目の前の問題やタスクをすぐに取り組んで解決する「スピード感」と、一つのことにこだわりすぎず柔軟に物事を考える「臨機応変さ」です。

「ひつじぐも」の代表をしていたり、現在3年生で就職活動について考え始める時期であるということもあり、やるべきことがたくさんある状況の中で、タスクが山積みになってしまう前に一つひとつ、着実に片づけていくということを自分の中で大切にしています。

また、一つのことに集中してしまうと、他のことが見えなくなってしまったり視野が狭くなってしまいがちな性格なので、強くこだわりすぎず、「何とでもなる」とポジティブに構えるという意味で臨機応変さを意識するということを挙げました。

オンオフをはっきり、リフレッシュの時間が原動力

‐多忙な生活の中で、大山さんがそれほどまでに努力できる理由は何なのでしょうか?

自分で楽しみになる予定を入れて、そこに向かって頑張ると決めることです。
スターバックスに行く、美味しいものを食べる、友達と会う、などオフの時間を充実させることで大変なことも乗り越えられているなと感じています。
楽しみな気持ちを原動力にすることで、ポジティブな気持ちで努力することが出来ると思います。

また、就職活動などに関しては、「自分自身の将来のために」という思いを強く持って、自分に言い聞かせるようにしながら取り組むようにしています。

人の役に立っていることを実感し続けられるキャリア

‐就職活動についても熱心に取り組まれている大山さんですが、10年後の将来像や理想のキャリアはありますか?

2023年3月11日、子供たちとハイキングへ


将来は公務員を志しています。
10年後も今も変わらず「人の役に立っている実感をしていたい」という思いがあるので、なるべく人と関わるような、そして人の助けになれるようなお仕事をしたいです。

私生活においては、結婚して子育てをしていたらいいなと思っています。
仕事も家族も大切に出来るような生き方を模索していきたいです。

ボランティア活動を通して成長を体験してほしい

‐最後に、中央大学に通う学生に一言お願いいたします。

私が所属する国際ボランティアサークル「ひつじぐも」は公認サークルで、他のボランティア系サークルと比較しても本当に幅広い活動をしています。今年は私たちのサークルの魅力の一つでもある海外スタディーツアーも本格的に再開しますし、OBOGやNGO職員の方との関わりを持てるので、活動を通して自分自身を成長させることが出来ます。
ボランティアというと堅く感じる方もいるかと思いますが、一度始めてみると気楽に参加できるものなので、ぜひ興味を持って頂けたら嬉しいです。

本日はありがとうございました。
ひつじぐもさんの益々のご発展をお祈りしております。


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