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新設されるユニークな大学・学部

近年、専門的な研究を通して学ぶ大学や、多様な学びを深められる学部が、増えてきています。ウェルビーイング学部?共創学部?学部名だけではイメージがつかめませんが、新鮮でワクワクします!

近年開校した主な大学

「何をするか」は異なりますが、「どう学ぶか」は共通しているように思います。好きや興味から自分なりの問いを立て、研究を通して主体的に学ぶ「探究のプロセス」で、学びを深めることが期待されます。
なかでも大学自体が新しく設立される飛騨高山大学は「文明をつくる大学」と題し、社会・経済・文化といった多角的な視点から、ひとりひとりが共鳴していける未来を、地方から共創することを目指している大学です。

このような学部が増えている原因のひとつは、専門的な知識を持つ人材を社会が求めているという点です。先行き不透明なVUCAの時代において、1つの職場で働き続けるよりも「ジョブ型の働き方」で、多様な職種や職場での経験が重視されていきます。

それに伴い、大学入試の様相も変わってきており、2022年度には試験を受けて入学する学生が初めて5割を下回りました。
その一方で、総合型選抜(旧AO入試)の割合が増えています。知識の総合的な正答率より、中学高校生活でどんな経験をし、どんなことに探究・没入したのかがより問われるようになっています。

文部科学省 23/3/31「大学入学者選抜の実態の把握および分析等に関する調査研究」

つまり、これからは面接というカタチで「自分の思いを相手に伝える」ことが重要視されていきます。それは一日一夜で身につくものではなく、日々の経験を通じて培われるものです。頭の中で「思考」するだけでなく、その思考を基に「判断」され、行動で「表現」する経験が必要不可欠です。
Yononakaには、正解のない問いに対して、自分の考えを自分の言葉で表現する時間です。面接は短い言葉で論理的に話すことを重視される傾向にありますが、Yononakaではそこだけに限定していません。人の表現方法はさまざまです。端的に話しても、長く話しても構いません。「どう伝えるか」よりも「何を伝えるか」、そこを意識しながら自分の納得解を紡いでもらいたいと思っています。


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