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企業内クリエイター兼ディレクター。子育てに埋もれる時間の忘備録として、言葉を紡ぎ出して…

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企業内クリエイター兼ディレクター。子育てに埋もれる時間の忘備録として、言葉を紡ぎ出しています。In-House Creator (photographer to video director and multi-audio.)

最近の記事

原点はドカベンにあり。

ずっと昔、サッカーの才能の無さに早々に見切りをつけた僕は、将来の夢を畳職人と書いた。その時兄が愛読していた漫画「ドカベン」の主人公、山田太郎氏のじっちゃんが、それはとてもカッコいい畳職人だっだからである。担任には笑われ、親には心配されたけど、作中に描かれる下町独特の職人気質、見事な手さばきに大いに憧れた。あの感覚は今でも鮮明に身体の中で生き続けている。僕がクリエイティブの世界で仕事するようになったきっかけは、間違いなく「ドカベン」にある。 動画とか写真とか、クリエイティブの

    • オムツアートと画像生成AI

      多くの人がやっている子供のオムツアート。独身時代は遠い目で見ていた行為だったけど、僕も毎月テーマを決めて撮影している。仕事柄、Instagramで溢れているような感じではなく、他にはない作品を作りたいと思ったことが、思えば親バカの始まりだったのかもしれない。 仕事帰り子供を寝かしつけたあと、または誰よりも朝早く起きてPhotoshopを起動し、画像を切り抜いては、違う背景となじむように作りこんでいく。アイディアをひねり出し、もともと可愛い子供がどんどん可愛くなる。眠い目を擦

      • デザインの発想

        デザインとは、突然天からアイディアが降臨するものだと思う方が多いけど、実際問題何もない所から生み出すことは不可能。そんな神技を使えるのは、本当の神様である。僕のような凡人は如何するかと言うと、これまでの人生で目から視神経を通じて脳に蓄積された情報を、必死になって呼び起こして、ジグソーパズルを組み立てて構成している。ゆえに、何も生み出せない時の方が圧倒的に多い。むなしい。余談だけど、YouTuberが5分の映像作るのに、どのくらいの時間と金とモノがかかっているか知っている人は少

        • まえがき

          何をやるにも自信がなく、人との距離感を見失う学生生活。そんな中、物心つく前から家にあったカメラが僕の支えだった。自宅で暗室を作るほどのカメラ好きだった父親の影響で、僕も写真学校に通うようになり、自宅の風呂場を暗室化した。ご縁があって、卒業後の今でも映像の仕事をしている。ポンコツだった僕も気が付けば1児の父親となった。 noteを始める理由も書いておこう。僕自身文章を書く能力はない。小学生の時は作文が東京都の文集に掲載されたりしていて、それなりに得意だったんだけど、いつの間に

        原点はドカベンにあり。