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原点はドカベンにあり。

ずっと昔、サッカーの才能の無さに早々に見切りをつけた僕は、将来の夢を畳職人と書いた。その時兄が愛読していた漫画「ドカベン」の主人公、山田太郎氏のじっちゃんが、それはとてもカッコいい畳職人だっだからである。担任には笑われ、親には心配されたけど、作中に描かれる下町独特の職人気質、見事な手さばきに大いに憧れた。あの感覚は今でも鮮明に身体の中で生き続けている。僕がクリエイティブの世界で仕事するようになったきっかけは、間違いなく「ドカベン」にある。

動画とか写真とか、クリエイティブの仕事は、センスや感覚で仕事をしていると思っている人が多い。まあ、クリエイティブに関するセンスやモノづくりに興味が無い人は厳しい。でも1番大切なことは、感情を言語化する能力である。

クライアントは、誰かに伝えたいメッセージを映像化することを期待して、僕の所に依頼に来る。分かりやすく言うと「誰かに何かを伝えたくて困っている状態」だ。僕はそんなクライアントの思いに寄り添って、フルパワーで使って感情を言語化しアウトプットする。この作業が出来なければ、どんなにカッコいい作品を作っても感動は生まれないし、ただの自己満足でしかない。二度とそのクライアントは僕の所に来ないと思う。

以前は写真だけ撮ることに専念していたけど、このままでは時代の中に淘汰されてしまうと思い、以来アウトプットの種類を動画・3D・WEB・紙媒体・音声と増やしている。おかげでデジタルコンテンツ全般を取り扱うことが出来るようになり、会社の中でクリエイティブチームの内製化に向けたキッカケになった。言い出しっぺとはいえ、責任はジュウダイです。

OJTは始まったばかり。後輩のみんなが楽しんで仕事をしてもらえれる環境を目指そうと思う。日々是映像、日々是制作。紡ぎだす作業はまだまだ続く。

Hammock Cafe - PICA山中湖

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