『真犯人フラグ』全20話のレビュー
ドラマの各話レビューをやっていて、『真犯人フラグ』全20話のレビューを書き終えた。
↑ここから、全20話のレビューが読めます。
これとほぼ同時並行で『アンという名の少女』の各話レビュー(こちらは全28話!)を書いていた。ドラマレビューを週に2本書き続けるのはなかなかハードだった。
最終回のレビューで「考察を無力化して博打化した」と書いたけど、推理小説のように推理できるものを目指しているドラマではなくて、最後の最後まで判らないようにするためには、フェアだとか行動の一貫性とか、そういうことはぶっ飛ばしてケレンたっぷりに展開したドラマだった。
ジャンル的には、推理ドラマじゃなくて、「AKB48グループじゃんけん大会」と同じタイプのエンタテインメントだよね。最後、勝ち残った××と××がじゃんけんして××が勝ったね、みたいな。
と書くと皮肉っぽく響くかもしれないが、いや、これは、そういうものとして観れば、よくできてる。
最終回レビューのコメントにも300以上のコメントがついていて、まあ、何か言いたくなるドラマであり、興行として大成功。秋元康さんすごい。
ちなみに「あなたの番です」の各話レビューも書いている。
『「あなたの番です」で盛り上がる「考察」という新しいドラマの楽しみ方』という記事でコピーライター/メディアコンサルタントの境治さんが、米光一成+たけだあやの記事が「あなたの番です 考察」の震源地だと分析してくれている。ありがたや。
「あなたの番です 考察」で影響力のあるニュースを調べると、ねとらぼで米光一成氏が書いた記事がずらずらっと出てくる。どうやらその中で5月12日のこの記事が最初に「考察」という言葉を使っているようだ。(…)以降、毎週のように考察記事を配信しており、非常にレベルの高い推理をたけだあや氏の魅力的なイラストとともに掲載している。コメント欄にはそれに対するファンのコメントが何百もついていて、ねとらぼが「あなたの番です 考察」の震源地だとわかった。
蛇足
以下、『真犯人フラグ』各話レビューで書いたけど諸事情で削った部分を再掲する。
1:最終回レビュー原稿で書いていたけど「書き方がキツイ」と判断して削った部分
2:前半に「秋元康はどういうふうに原案を作り、脚本家はどうやって脚本にしたか」というテーマで書いたけど、まあ、推測にすぎないよなーと想ってやめた部分。
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