ウィキペディア丸写しでひとのプロフィールを書く油断
インタビューを受けることが時々ある。自分が喋った言葉が他人の手によって文章化されているのを読むのはいつも変な感じがする。
原稿をチェックするとき、けっこうな人が油断してるなーと思うのは、プロフィールだ。
インタビューを受けた(つまり、この場合は、僕自身の)プロフィールが、他人の手によってテキスト化されている。
たった数行だし、写真の下に小さい文字でつけられるだけだし、本文じゃないし、ついつい油断しちゃうんだろうなーと思う。
だけど、インタビューした人にチェックしてもらうわけで、つまり、本人だからめちゃ詳しいし、敏感なところなので、油断しちゃうのは危険だ。
油断プロフィールで一番多いのが、ウィキペディアの情報まるうつしなのがみえみえなもの。いや、もちろん全文コピペじゃないけど、ウィキペディアのテキストをチョイスしただけのもの。(これ、ワークショップや講演で紹介されるときもたまにある)
ウィキペディアの情報、間違ってたり、古かったりするものが多々あるよー。
米光一成のウィキペディアは、けっこう正確だし、けっこう更新されている(ありがとうございます)。
のだが、数年前は、ちょっと更新されてなくて古い情報だったりした。「立命館大学映像学部教授」と書かれていて、プロフィールのテキストにもそうあって、いや、もう数年前に辞めたんだけどーっ、ちょっと調べれば判るんだけどーって感じになる。
ウィキペディアに「元立命館大学映像学部教授」って書いてあるので(ウィキペディアならいいんだけど)、それを数行のプロフィールにそのまま書いてくるケースもある。2014年に辞めて(もう8年前だ)いまはデジタルハリウッド大学教授なんだけど、そっちを「元」つけて書くんだーってなる。
あと油断プロフィールで多いのは、どこか他の媒体で使ってるやつをそのまま持ってくるパタン。しかも、数年前のものを持ってくる。人は数年ぐらいは何も変化しないと思ってるのだろうか。
けっこう失礼な感じになっちゃうので、ひとのプロフィールを書くときは油断しないほうがいい。
最近は、プロフィールを何文字で送ってくださいと言われることもあって、まあ、媒体特性に合わせてプロフィールを書くという意識がないのなら、それはそれで合理的なのかもしれない(言われれば、素直に送っています)。
以下、
・油断プロフィールを避ける方法。
・ちょっといいプロフィールを書くコツ。
・インタビューがうまくなるトレーニング法
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