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#3阿賀北ノベルジャム「あがのあねさま」制作快調特番!「 ここが海老名なら、きみは新発田 」

総 裁:阿賀北ノベルジャム作品のこの「あがのあねさま」いよいよ発売間近、原稿も入稿してこれからBCCKSでの書籍データ編集に入るのである。
ツバメ:ここまでずいぶん時間かかりましたね。
総 裁:うむう、この長丁場が阿賀北ノベルジャムの特徴なり。本家Noveljamとはかなり時間のスケールが違う。あっちは2泊3日とかの短期決戦、この阿賀北ノベルジャムは数ヶ月の長期戦なのだ。
ツバメ:ギア変えないとしんどいですよね。
総 裁:さふなり。我が著者はそれができずにかなり苦しんだのだ。
ツバメ:かなり前のめりに書いてましたものね。
総 裁:プロット発表と指定されたときには6話60000字すでに書き上がっていたからの。
ツバメ:書くのだけは早いんだからー。もう。

書き上がり

総 裁:そこで大幅に早く書き上がった本文に続き、おまけ旅行記も追加した。その字数なんと13000字!!
ツバメ:どうしてこうも小説だと饒舌になっちゃうんですか。
総 裁:それが我が著者米田淳一の宿痾であるからのう。
ツバメ:それで大丈夫だったんですか。

まさかの「編集無縁」状態

総 裁:編集さん、開会からの方は多忙にてリタイアしてしもうたのだ。
ツバメ:え、著者さんのせいじゃないんですか?
総 裁:ワタクシも斯様な粗相をしたのではないかと著者を折檻して問い詰めたのだが、そこまでのことはできぬようであった。
ツバメ:また著者いじめするー。
総 裁:しばらく編集さん不在での作業となった。Noveljam2021onlineのチームFのような「編集無縁」状態を覚悟したのである!!
ツバメ:ひゃあ。そんなことしたら著者さんの暴走止める人だれもいないじゃないですか。なんてはたメーワクな。
総 裁:幸い後で運営さんより新しく佐藤智さんが編集に参加するということを告げられたが、そこまでの時間ロスと佐藤さんの立ち上がりまでの時間を考えると、かなりの困難が考えられた。
ツバメ:え、「編集無縁」なんでしょ?
総 裁:うぬう、ツバメ君、あの「編集無縁」は予想通りの編集不在の作家がどのように苦しむかを実証してしまったのだぞ。どこを見ておったのだ。
ツバメ:うっ、そういえばそうですね……。
総 裁:もとより暴走したり不安定な我が著者、編集なしにはどうなるかわからぬ。非常に危険なり!
ツバメ:ピンチじゃないですか!
総 裁:そうしながらも時間はどんどん過ぎていくのだ。これが阿賀北ノベルジャムの恐ろしさであるのだ。

デザイナーヤマシタさん奮闘!

総 裁:そのなかでデザイナーのヤマシタナツミさんの奮闘が光った。アイスブレイクどころか4人そろってのzoomミーティングもできなかったこのチームCで臨時リーダー的な役割をしてくれたのである!
ツバメ:ええと、著者さんが最年長だからそういうの著者さんがやるべきだたんじゃないんですか。
総 裁:そうともいう。
ツバメ:そうともいう、じゃないですー!! なにやってるんですか著者さん! しっかりして!
総 裁:我が著者はその間、無意味な懊悩をしておって具体的なスケジュール立案まで頭が回らなかったのだ。
ツバメ:無駄すぎます!
総 裁:しかしそれすらも1人目の編集さんは出席せずにリタイアとなった。
ツバメ:たしかに多忙ですもんね。年の暮れだもの。年末進行もあるだろうし。
総 裁:慢性的にNoveljamは編集さんが不足するのだ。でもこのイベントの真の主役は編集さんなのである。腕に覚えのある方は是非挑戦されたい。
ツバメ:そうやってまたかってに人集めしていいんですか……?
総 裁:そんななかでもヤマシタさんは次々と仕事をしていく。我が著者の「あがのあねさま」原稿を読んでイメージをつくり、キャラを作図してくれた。
ツバメ:ちゃんと著者さんのテイストが女子には届きにくいものであることを察して作った感じですね。
総 裁:さふなり。うちの著者に書かせるとオタクっぽくなるし文芸色が少なくなる。女子が手に取りにくくなる。そこで文芸方面のテイストを使ってぎりぎりの折衷案を考えてくれたのだ。
ツバメ:その表紙、ここでは公開できないんですか。
総 裁:うむ。それは発売の時のお楽しみであるのだ。
ツバメ:焦らすなあ……。
総 裁:なかなか良いものであるのだ。乞うご期待!!

編集合流

総 裁:そして途中からの参加となった佐藤智さん。しかしこの方もなかなか多忙な方であるのだ。なかなか4人全員がそろう日程が組みにくい。
ツバメ:それは著者さんが暇すぎるんですよう。
総 裁:バイトに明け暮れておってもやはり一般に比べれば腑抜けた生活であるからのう。そしてチームメイトの茶山日縁さん。この方もまた多忙と聞いておる。学生さんであるらしいのだが……。
ツバメ:著者さんがリーダーシップとろうにも、無理ですね。
総 裁:しかも! 気づいたかツバメ君!
ツバメ:あ、4人チームのうち著者さん以外全員女性だ!
総 裁:だからどうだというものではないのだが、しかし我が著者のことを考えてもみよ。
ツバメ:著者さん、日頃のド変態出しちゃったら、それこそセクハラです!
総 裁:そうなのだ。我が著者の趣味は危ないからのう。
ツバメ:うちの著者がどんな粗相をしたか、想像するだけでぞっとします! もうはじめに謝っておこう。うちの著者がすみません!
総 裁:ワタクシもなんだか謝っておきたくなるのだ。すまぬ……!
ツバメ:で、結局どうなっちゃったんですか。
総 裁:我が著者、しばらく借りてきた猫のように黙るしかなかった。変態ぶりを披露するわけには行かぬのだ。
ツバメ:そうですよ! まったくもう!

チーム山米茶文庫、発進!

総 裁:それでもチーム名は決まった。ヤマシタさんの呼び水でサクサクと決まった。ヤマシタさん・我が著者米田、そして茶山さんで山米茶文庫となった。
ツバメ:編集さんがそこにいないですね……。
総 裁:決めたのは編集さん不在状態の時だったからのう。ここでのタイムロスが後で響いてくるとはこのときだれも気づかなかったのだ。
ツバメ:ひいいい。

新発田取材でブラヨネタ!

総 裁:というわけでようやく少し落ち着き、我が著者は高速バスの切符を手配し新潟新発田の取材に出発するのである。
ツバメ:ほんとに行っちゃったんですね。
総 裁:それについては前回述べた。
ツバメ:ただの観光旅行になっちゃったってアレですよね。
総 裁:といつつも、しっかり町を歩いてそのディテールを観察したのだ。まさにブラタモリならぬブラヨネタであるのだ。
ツバメ:でも現地案内してくれる人、いたんですか。
総 裁:新潟の友人が著者には複数いるのだ。そしてヤマシタさんも訪問すべき場所のリストアップをしてくれた。初日の朝の喫茶店はヤマシタさんのご紹介であったのだ。彼女からはホッカイロと手袋用意を勧められた。
ツバメ:雪国ですもんねえ。でも雪は降ってませんでしたね。雨だったけど。
総 裁:その晴れ間が見えながら雹が降るトリッキーな天気を体感できたのは大きな収穫であった。

総 裁:これはその時借りたレンタカー屋さんをやってるガソリンスタンドの中。なぜか楽器が置いてある。
ツバメ:なんだろう。

ツバメ:あ、これ足で踏むと手洗いの液体が出るようになってるんだ! でもこれをこう使うなんて!
総 裁:これを考えたのはなかなかのアイディアマンであるのだ。ちなみにこのレンタカー屋さん、レンタカー返却後の足を気遣ってくれ、タクシーを呼んでくれたりと実にすばらしかったのだ。
ツバメ:人情ですねえ。
総 裁:ほかにもいろいろ人の情に触れることの出来た取材旅行であった。

総 裁:この敬和学園大学、今回の阿賀北ノベルジャムの運営であるのだが、ここも暖かく出迎えてくれた。なにしろこの日、著者は危うく路頭に迷うところであったのだ。
ツバメ:何やってるんですか著者さん。しっかりして!
総 裁:その時の様子は「あがのあねさま」の本の巻末の付録旅行記になっておるので乞うご期待であるのだ。
ツバメ:またへっぽこ道中なんですか……。

総 裁:ふふふ……何度見ても変電所は見て楽しいのう……。
ツバメ:総裁も変態しちゃだめです!

取材から戻ってきて

総 裁:といつつ神奈川にもどって原稿修正なのだが、日程上すぐにプロット発表会なのだ。
ツバメ:間に合うんですか?
総 裁:まあ提出するプロットは取材旅行の前にすでに仕上がっておったからの。というか本文も仕上がっておった。
ツバメ:やることないじゃないですか。
総 裁:しかしいくつか大きな誤認があったのも判明、その修正も出来た。
ツバメ:じゃあ、順調、かな。
総 裁:ところが、である。我が著者の原稿は9万字を超えた。これでは読むのもチェックするのも大変なり。
ツバメ:そりゃそうですよ!
総 裁:後で発覚するのだが、今回の阿賀北、4万字5万字の作品が目白押しなのだ。
ツバメ:審査員さんたちが大変ですね。
総 裁:そんななかで8万字も書いてしまった我が著者である!
ツバメ:またメーワクかけて。もー!
総 裁:ともあれプロット発表会であるのだ。

(アーカイブを見る総裁とツバメ)

ツバメ:審査員の先生、どう言っていいか困ってるじゃないですか!
総 裁:そして男子にはやたらウケるという。
ツバメ:めちゃ予想通りだから予想通りヤバいですよ!!
総 裁:まあ、参加賞のお米が救いであろうのう。
ツバメ:先行き不安だなあ。
総 裁:このまま時間が過ぎて、完成へ向けていくのだ。
ツバメ:でももうできてるんでしょ? やることないんじゃないんですか?
総 裁:さにあらず、さにあらずじゃ!
ツバメ:もー! 葵三代とか古すぎますよ!
総 裁:チームメイトの茶山日縁さんがこのとき大苦戦をしておるのだ!
ツバメ:あっ……!
総 裁:完走すらあやうい大苦戦であるのだ。そして自分さえ完走できればという独善は厳に戒めるべきものなり! ゆえ、茶山さんの支援を考えなくてはならぬのだ!
ツバメ:ひいいい、どうなっちゃんだろう!!
総 裁:つづく! なのである!!



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