2024年稲刈り備忘録
3度目の稲刈りを終えて思う事を、
農業従事者じゃない視点も含めて残しておこうと思います。あくまで個人的な意見です。
-3年前と比べて気温が明らかに上昇している。
3年前は肌寒くて薄いウィンドブレーカーを購入したけど、今年これを着て作業するなんて考えられない。
- お米の値段が上昇していますが、
これまでなぜ安価に設定されていたのか疑問。
- 農家の平均所得が年間約300万円と言われる中で、車や高額な機械(◯十万〜◯百万)を多数所有しなければならず、一つの機械が故障した場合に修理業者が来るまで作業が進まないだけでなく、新しい機械を購入できず離農するケースが多い。
- 農業放棄されたり、有機農法といって雑草やヒエを伸び放題にしていると、周囲の田んぼに広がってしまう事がある。管理できなくなった場合は早めに周囲に報告する必要があり、山奥の田んぼで有機農法を単独でやられるのならいいが、集結している田んぼだと周囲の理解を得る必要がある。
- 米農家は田植えや稲刈りがあるため、春秋の日本酒イベントに参加することができない。また冬は酒蔵が酒を造り、夏はイベントが少ないため、つまりは秋に開催される広島/西条酒まつり等の日本酒イベントには一生参加できない。アチャー😇
- 就農希望者が新しく米農業を選ぶことに対して否定的な意見がある。農業を後継した場合、新規就農者に該当せず支援が薄い可能性がある。
今後もこの状況が続けば、お米や米味噌、味醂、酢、日本酒など、米に関連する製品の値段は上がり、ますます若者の米、日本酒離れが進む。
野球で例えるとファンを生み出すために、
CMやファン感謝デーにお金をかけるけど、
内部環境が劣悪な状態みたいだな。
ここまで見て頂いてありがとうございます。
2024.10月