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なんていうか、自分がどんな人かがいちばんよく「抽出されている」記事だけを足していきます。なるべくPRものや、他のマガジンとの重複は避けます。エッセンスを手短に読みたい方はこちらを。
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記事一覧

大東亜戦争とコロナワクチン: 歴史学者たちの「責任」

今週発売の『文藝春秋』5月号も、表紙に刷られる目玉記事3選の1つが「コロナワクチン後遺症 …

Yonaha Jun
4週間前
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2021年以来、僕はコロナワクチンについて何を語ってきたか

4年前の今日、つまり2020年の4月7日に、日本で初めて感染症の流行に対する「緊急事態宣言」が…

Yonaha Jun
1か月前
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論壇誌は「Twitter学者」が言い訳をする場所なのか?

今月発売の『中央公論』4月号に、国際政治やウクライナ戦争の「専門家」として知られる3名の鼎…

Yonaha Jun
1か月前
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「専門家の時代」の終焉

いま連載を持っているので、送っていただいている『文藝春秋』の4月号が届いた。すでに各所で…

Yonaha Jun
2か月前
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社会に向けて声を上げるとき、イタいと思われないために意識すべき1つのこと

先月の終わりごろ、このツイートが話題になっていた。 発信元のアカウントのフォロワーは900…

Yonaha Jun
2か月前
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なぜ、大事な時ほど「大学の自治」は役に立たないのか

2/17より新潮社の有料サービスForesight に、昨年行った勅使川原真衣さんとのイベントの内容が…

Yonaha Jun
2か月前
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「詩人」になれない人文学者は要らない。

先日の浜崎洋介さんとの文春ウェビナーは、いつも以上に大いに盛り上がって楽しかった。視聴して下さった方、ありがとうございます。 その際もご紹介したとおり、「リベラルの教科書」として私が挙げる1冊目は、1951年の安部公房の短編「詩人の生涯」(この文庫本に入ってます)。安部文学が「わかる」って言える自信はまったくないんですけど、自分はこの作品が好きで好きで……。今も気持ちが苦しい時に読み返します。 以下、リンク先で連載1回目(途中までですが、作品の筋はわかる)を読んでくださっ

なぜ「若い書き手」は育たなくなったのか。

先月1月の末日に、思想誌『ひらく』の第1期最終号となる10号が刊行されました。かねてお知らせ…

Yonaha Jun
3か月前
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京都アニメーション事件から考えたこと(私は如何にして歴史学者をやめたか)

本日1/24(水)の『朝日新聞』に、明日判決が出る京都アニメーション放火殺人事件についての談…

Yonaha Jun
3か月前
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新書大賞の選考委員を辞退しました。

一昨日のホルダンモリさんとのシラス配信でもお話ししたとおり、2019年の刊行分から継続して担…

Yonaha Jun
4か月前
98

鎮痛剤になった歴史

誰もが感じているとおり、2024年は最悪の明け方になってしまった。 北陸の震災の死者数は激震…

Yonaha Jun
4か月前
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開かれた民主主義とその敵

台湾の民主主義をめぐる家永真幸さんとの昨日のウェビナー(無料部分はこちら)では、色んなこ…

Yonaha Jun
5か月前
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プロフィール(随時更新)

こういう欄を設けた方がよいとの表示が出るので、作ってみます。著作一覧などはWikipediaに載…

Yonaha Jun
5か月前
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露悪の時代をこえて

今月、『危機のいま古典をよむ』(而立書房)と『ボードゲームで社会が変わる』(小野卓也さんと共著、河出新書)をほぼ同時刊行するのを機に、note をはじめてみることにしました。しばらくは、掲載・出演情報を「おまけ」をつける形で告知していきたいと思います。 一部書店にて、而立書房さんが作成して下さったリーフレット「全自作解題 2009-2023」を配布中です。そちらに寄せたエッセイを、まずは再録して配信します。  末尾の「復初の説」は、もちろん有名な1960年安保の際の丸山眞