わたしのダウレス(dawless) その2

以下の続き。

Arturia MiniFreak

せっかくモジュラーシンセを買うのだから音はつまみで作りたいと思っていた。だけどつまみをひねるほど、音階、音程のことが気になってきた。
音律の歴史など調べ始めると、キーボードとの付き合い方が何となく分かってきたような気がして、少しずつ距離が詰まってきた感じがした。弾けないけど。

MiniFreak はキーボードでありツマミであり、ようはシンセなのだが最後までシンプルなMIDIコントローラーとしてのキーボードと迷った。単機能主義としてのモジュラーからすると、色々できるは何もできない、でもある。しかし鍵盤を触るために毎度シンセと接続しなければならないのは面倒で、サッとスイッチを入れて音を出せた方が良い気もしていた。

そうして悩んだ結果 MiniFreak にしたのだが、最後のひと押しは値段の急騰だった。以前にもカートに入れていたものが値上がりしていたことがあって、MiniFreak よお前もかと焦った。色々なストアを見て回ったところ、外装に傷アリの品物が急騰前に近い価格で買えることに気づいた。
すぐ連絡して店舗で実物を見せてもらい、買うことにした。親切な店員さんで、少し話をできたのも収穫だった。

何周も遅れてやっと気づいた鍵盤の良さに、聞き齧った知識をぶつけては納得する日々である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?