哲学講座に申し込みました!
とうとう秋から生涯学習の哲学講座に通うことになりました!
平日夜間の外出は子供が大きくなるまで無理かなぁと思っていたのですが、元夫が最近、夕方に定時帰宅できる仕事に転職したと聞き、子守りを頼めることになりました。
ベタさんの哲学講座に通われているという記事を拝読し、いいなぁ~とうらやましく思っていたところなので、とても嬉しいです。
早速、意気込んで予習を…ではなく、意気込んで通学かばんを縫いました。このキツネ柄のキルティング生地はずっと昔に大阪の天王寺の手芸店で買ったもの。技術がないので内ポケットも何もないシンプルなデザインですが、満足です。使うのが楽しみです。
さて、私が申し込んだ講座ですが、神の存在や絶対的な道徳や自由意志の有無といった昔からある哲学の大きなテーマの中から毎回ひとつ取り上げて考えていくスタイルのコース。
哲学の予備知識は不要とコース概要に書いてはいるけれど、「これ読んでおくといいよ」という本のリストが掲載されていて、その中の一冊のバートランド・ラッセルの『西洋哲学史』をすでに持っていたので、講座開始までに読了しておこうとちまちま読み進めています。これは古代ギリシャから近代までの主な哲学者たちを一人ひとり章立てて大まかに解説したもので、とても分厚い本ですが、それぞれの思想の概要を当時の政治や社会状況の文脈の中で理解するのにとても助けになる本という印象。西洋宗教史の入り口にもなると思います。
新入生相手の哲学の手ほどきという性格の本らしく、専門的な哲学評論と違って難解な用語が少なく読みやすいです。(私はまだデカルトあたりなので、近代に入るとちょっと変わって来るのかもしれません)
それと、これは意図されたものか不明ですが、ちょっと笑ってしまうようなユーモラスな文章もちょいちょいあります。
これはかなり初めの第二章の冒頭。愛あるディスりにププッと笑いました。
この『History of Western Philosophy』は島村さんが以前に紹介されています。
『西洋哲学史』はYouTubeに英語版のオーディオブックがあがっているので、耳を慣らすために頻繁に聴いています。この朗読されている方の声が素敵なんですよ。イギリス紳士、って感じで、勝手に映画『大脱走』の捕虜側のリーダー、ラムゼイ大佐のような顔を想像しながら聴いています。声優に恋する人の気持ちが分かります。ちなみにアマゾンのオーディオブックも試聴しましたが、そっちの声は私の好みにヒットはしませんでした。
1500語程度の小論文や授業中のディスカッションで成績が付けられるらしく、ちょっと今からドキドキです。小論文は何とかなると思うけれど(ChatGPTもありますしね!)、英語でディスカッションなんてできるのだろうか…。日本語でも上手くしゃべれないのに…。とりあえず、自分の頭の中ぐらいは説明できるように、今までにnoteで書いた哲学寄りの文章を英訳して口に出す練習をしようと思っています。…でも、実のところ、修了証なんてもらえなくてもかまわないんですけれどね。なぜって、私が講座に通う目的は友人作りですから。
子供のころから思索好きだったけれど、そういうことを共有できる友人を作ろうとしたことがありませんでした。でも、三年前にnoteを始めて、他の方々の記事やコメントから刺激をいただいたり、心から尊敬の念を覚えるようなnoterさんに出会ったりして、対話の楽しさを初めて知りました。そして、ここ最近は、そんな楽しさを対面でも味わってみたいと強く思うようになりました。対面ならネットでは書きにくいデリケートな問題、例えば移民や宗教関係のことも話しやすいのではという期待もあります。講座終了後も連絡を取り合えるような友人を絶対作るぞ~と心に決めています。
また、報告させていただきます。では、今回はこれで。
ありがたくいただきます。