京文化の神髄から学ぶ経営。
大阪・神戸出張の後、京都に旅行に行ってきました。
京都と言えば、秋の紅葉のイメージがあるかと思いますが、実は、夏の京都もとても魅力的だと思っています。
そんな夏の京都に期待を抱きながら、宿泊先の「ふふ京都」に向かいました。
ふふ京都は、山縣有朋の別邸であるとともに、七代目小川治兵衛の作庭による日本庭園である無鄰菴(むりんあん)の隣に位置しています。
エントランスから入ってみると、目の前に趣のある空間が広がります。
各待合室は、風流な間仕切りで区切られています。
「たたみいわし」じゃないですよ??
手続きを済ませ、早速、部屋に向かいました。
ラグジュアリープレミアムスイートの部屋は、こんな感じです。
和モダンな空間がとても素敵です!
ベッドルームは、とても寝心地が良さそうですし、檜香る温泉も最高ですよね。
ちなみに、今回の旅行は、ありがたいことに、お世話になっている経営者の戸川みゆきさんとご一緒させていただきました。
感謝いたします。
ラグジュアリープレミアムというだけあって、ソファがめちゃくちゃ長くて衝撃でした!
それにしても、ソファにあるクッション?は、どんな使い方をするのでしょうか?
全員で一列に横に座ったり、寝転がったりしている様子を想像すると、思わず、笑っちゃいそうです。
このクッションの使い道が気になるので、皆で考えてみました。
そして、行き着いたひとつの答えは・・・こんな感じです。
きっと、エジプト時代のピラミッドを作る際に石を運んだと言われる「木のコロ」のような使い方をするのではないでしょうか?
実際にやってみました。
めちゃシュールです・・・笑
皆で盛り上がった後は、
離れにあるBar(バー)に行くことにしました。
奥に見えるのが、離れのBarです。
やっぱり、日本庭園には、番傘が似合いますよね。
雰囲気を出すために、自分で赤い番傘を置いてみました。
離れのBarの中は、「黒色」と「金色」という質素さと豪華さが混在した感じになっています。
黄金の屏風があります。
めちゃ煌びやかですよね!
いろいろなお酒を注文してみました。
メニューの中には、「サントリーウィスキー響30年」というものもありました。
今まで、響12年と響17年は飲んだことがありますが、響30年は初めて見ました。
ちなみに、定価は160,000円みたいですが、ネットで調べてみると、900,000~1,000,000円くらいの値段がついているようですね!
びっくりですよね!
お酒を飲みながらでも、自然と仕事の話で盛り上がっちゃいます。
健全に努力を積み重ねることや義理人情を大事にすることは、やっぱり大切なんだと改めて確信を深めました。
barを出たころには良い感じに日が沈み始めていて、庭園もライトアップされていました。
食前酒もいただいたし、お腹ペコペコです。
献立・・・、めちゃ多いです。
それにしても、「京料理」は、読み方が難しい漢字が多いですね!
【献立】
・京の恵
鹿ヶ谷南瓜、海老、オクラ、鰻白焼き、山葵、賀茂茄子、無花果、京トマト、酢取り茗荷、オレンジ、鮑牛蒡、スナップエンドウ、宇治ソース、辛子酢味噌、人参ドレッシング、山椒胡麻ソース
・御椀
モロヘイヤすり流し、玉蜀黍(トウモロコシ)帆立真丈、冬瓜、柚子
・炭遊び
鱧:鮎風干しうるか和え、梅肉醤油、酢おろし
本鮪:烏賊、あしらい、造里醤油
・縁高
お浸し:苦瓜、ホワイトセロリ、壬生菜(ミブナ)、丹波占地(シメジ)
白和え:葡萄、黒枝豆、零余子(ムカゴ)
南禅寺蒸し:胡麻豆腐、チーズ味噌、胡椒
カステラ
穴子寿司:紫シャリ
丸十蜜煮
・炭
鱸(スズキ)山椒焼き:黄韮、青万願寺、京葱餡
・強肴
黒毛和牛鍋仕立て:蓬(ヨモギ)麩、玉葱、クレソン、生七味
・食事
いたや貝とアスパラ炊き御飯、新生姜、京都産こしひかり
・留椀
赤出汁
・香の物
盛り合わせ
・水菓子
コアントロー氷、ほうじ茶わらび餅、豆乳プリン、メロン
ちなみに、京料理とは・・・
京都の歴史と四季の豊かな自然の中で形成された日本料理の五体系(大饗料理、精進料理、本膳料理、懐石料理、お番菜)の総称のことを指すようです。
昆布と、鰹節で取った「だし」を基本とする味付けにより、素材の味や色合い等を生かしながら美しく盛り付け、お客様をもてなすという伝統文化に基づいた総合的な技能です。
食事をいくつかピックアップして写真を載せますね!
「京の恵み」
海老や野菜など、まさに「恵み」です。
「炭遊び」
七輪の上で、軽く炙っていただきました。
「炭」
鱸の山椒焼きです。
小皿に取り分けていただきました。
「強肴」
黒毛和牛鍋仕立てです。
これ、とても美味しかったです。
「水菓子」
コアントローって、氷やアイスに合うんですね!
■コアントロー
ホワイトキュラソーの一種で、カクテル等に使うリキュールです。
オレンジの果皮をスピリッツに浸漬して蒸留したものに、甜菜糖を加えてアルコール度数を調整したものです。
主なカクテルとして、サイドカー、マルガリータ、ホワイトレディ等があります。
京都には何回も訪れたし、なんとなくですが奥ゆかしい雰囲気や文化のようなものが大事にされているのだろうとは感じていましたが、今回、いろいろ気付きがありました。
まず、京料理の神髄とは、「おもてなしの心」なのではないかと思います。
食材の質にこだわるというだけではなく、お客様に喜んでいただくために、「だし」を取るところから丁寧に料理をしているということを知り、感動しました。
そして、料理だけではなく、例えば、「ふふ京都」のサービス全部にも、繊細な気遣いや配慮があります。
接客が良いことはもちろんのことですが、部屋の中で、ゆっくりとした「時」と「空間」を堪能できるように、様々な工夫がなされていました。
「ときを味わう場所」とはよく言ったものですね。
会社経営をするにあたり、商品やサービスの質だけではなく、お客様への「おもてなしの心」を大切に仕事をしていきます。
向山雄治
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