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#よんなな朝の歌 ’23.1①

2023.1.1 「君が代」歌唱:鶫真衣(陸上自衛隊)

改めてあけましておめでとうございます。いつもと同じ朝のはずですが、元日の朝はやはり神々しい気がします。色々と考え方もあるのはさておき、この神々しい朝にはこの声でこの歌を伝えたい。今日この日の国歌独唱、令和5年の夜明け。
「君が代」歌唱:鶫真衣(陸上自衛隊)
午前7:21 · 2023年1月1日

 御存じの方もお見えかとは思いますが…自衛隊には音楽隊という組織があり、各種典礼の楽曲はすべて音楽隊が担当する。また、各地での演奏会に出向いては広報活動を兼ねて出演するため、その技に触れる機会も多いかと思われる。
 こうした活動をされる組織には従来、金管楽器の得手の方が自衛隊への入隊試験を受けたうえで入隊し活動するというパターン。しかしながら、2008年に海上自衛隊に声楽家を採用してからは、他隊も声楽にも力を入れるようになった経緯がある。その先駆者は海上自衛隊の三宅由佳莉二等海曹であり、テレビ番組でも数多く紹介されていることでよく知られているかと思われる。
 その後、陸上自衛隊においても声楽要員の採用が行われ、採用されたのが鶫真衣(つぐみまい)三等陸曹。洗足学園音楽大学大学院より、2014年入隊、陸上自衛隊中部方面音楽隊(大阪府伊丹市)に配属、2022年、中央音楽隊へ異動。中部方面音楽隊配属時に、CD8枚をリリース。
 鶫三曹のソプラノの実力は、伸びやかな声量を聴けば相当な実力者であることは想像に難くないが、自衛隊員という肩書のストロングさと可愛らしいルックスの対比が人気を集め、熱狂的なファンも多くyoutube動画も多数掲載されている。
 そういえば、以前、北陸の方と一献を交わした。とても珍しい苗字だったが「つぐみさんですね」と聞けば、「なぜ読めましたか?」と。かくかくしかじか説明したら、「それ、娘です」。その後?パパと仲良く話しましたよ。

2023.1.2 MISIA「Everything」

おはようございます。静かな冬の夜から朝にかけて静かに雪が降り続いていたならば、いつしか世界はこの曲の背景になるのかなと。MISIAの声が降り積もる雪の静けさを際立たせ、しかしながら力強く言葉を刻んでいく。そうして語られた愛はかくも美しい。
MISIA「Everything」
午前7:09 · 2023年1月2日

 そういえば冬の歌だったと。季節を問わず結婚式で聴く曲になってしまったんで、とうに季節感を忘れていたっけ。そういう意味では名曲なんです。いつも聴ける曲だからこそ、の盲点。
 ただし、個人的には裏アカでこの曲を語るのはどういうものかとは思っている。裏アカの色恋は純愛とは別のもの、という割り切りで語るべきと。差別的に考えていることではないが、そういう線引きをしたうえで楽しむものだと。だから、「この曲って私たちのことよね♪」とキャッキャしている裏アカカップルがいたら、熨斗つけて100トンのハンマーをお見舞いしたいと。他人はスキャンダル、自分はロマンスじゃあ、ね。
 …少し、やさぐれました。
 この曲も2000年の曲なんですよね、「やまとなでしこ」の主題歌でしたっけ?と、果てしなく他人事。2000年の第3クールの月9は、よんなな君は大学の授業で忙殺されていた時間だったので。なんかクリスマスの頃に壮大な曲が流れているなというくらい。ドラマも見ずに終わってしまったのは、たぶん人生ちょっとだけ損しているのかな?まあ、ドラマは面白いなと思わないと見ないんで分からないですけど。それよりも、高層ビルだった大学のキャンパスから見えた観覧車がきれいで、2000年の冬はそれを見て終わって行ったっけ。その心のBGMにこの曲で。
 Everything。MISIAの7枚目のシングル。2000年発売。セールスは200万枚を超え、20世紀最後のミリオンセラー曲。

2023.1.3 爆風スランプ「Runner」

おはようございます。箱根駅伝の復路ですね。昨日の1区、学連選抜の新田くん、5区、青学の脇田くん、おじさんの涙腺は崩壊でした。チームを下支えし、急遽走って襷を守った脇田の5区。難しい役目をよくぞ、献身という言葉を改めて教えてもらった。
爆風スランプ「Runner」
午前8:38 · 2023年1月3日

 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走、通称:箱根駅伝。今回は駒澤大学の総合優勝。一方、よんななの母校は残念ながら次回は予選会から。彼らにはリベンジに燃え、第100回の箱根路に戻ってきてほしい。そしてスクールカラーの襷を確かに繋げて欲しい。その一念を、貫いてほしい。
 その中で、特に青山学院大学の脇田幸太朗選手について言及したい。学校名は伏せるが、愛知県の片田舎にある公立高校の後輩にあたる彼は、将来を嘱望されて青山学院大学陸上部の門をたたいた。今年が最初で最後の箱根、予定していた下り6区から上りの5区にエントリー変更。結果は区間9位。ゴール直後に人目を憚らず泣く姿に、よんななおじさんは涙を流す以外になかった。
 駅伝というスポーツは走るだけが能でなくて、チームで高いクオリティで走り抜ける必要のあるスポーツである。脇田選手は勝つためにエントリー区間を交代してアクシデントをカバーに。そこで思った通りに走れなかったと嘆くが、脇田選手エントリー変更こそが、駅伝らしさなのだ。「つなぐためのベストは何か」。
 本来、走るというスポーツは誰のために走るものかと言えば、個人競技に他ならない。駅伝という競技はそこにリレーの要素を入れ、襷が移動したプロセスと結果を記録とした。それによって団体競技に昇華していったことになる。そのスポーツとしての駅伝に、爆風スランプ「Runner」の歌詞が乗ると、かくも雄弁に走る理由を想うことになる。涙なしに聴けない名曲がここにある。
 

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