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忙しい人のための「遅読」

yomtのおにぎりです🍙

話題の絵本『セミ』を読みました。

最高に痛快で刺激的な本でした!
が、いったん感想は後にして、今回は読み方も最高だったのでご報告します。

1分で読める本を30分かけて読む

普段、我々が3人でやっているペア読書。

30分で1冊、同じ本を同時に読んだり、違う本を交換しつつ読んだりして感想を述べ合っています。

だいたい、1冊200〜300ページくらい。
1ページは600〜800文字くらい。

それを30分で読みきるので「速読」です🏃‍♂️

ポイントだけおさえながら、かなり飛ばして読み、感想パートで知識の補完と深掘りをするという寸法です。

ところが今回の『セミ』

…絵本です。

全部で、600文字くらい。

いつものペースで読んだら1分で終わります。

でも時間は30分あって、ほかの2人はいつもの分量の本を読んでいる状況です。

その間、自分は『セミ』に集中しなければならない。

必然的に、細部までじっくり何度も読むことになりました。

すると不思議なことに、どんどん新たな視点を見つけては、どんどん考えが浮かんでくるではないですか。

以下感想の一部ですが、

・差別やいじめ、貧困問題への皮肉?
・切ない感情を抱くなぁ
・そして切ない感情を嘲笑ってくるなぁ〜
・自分の固定概念、偏見に気づかされ恥ずかしい
・ラストのエスプリっぷり
・起承転結がスゴイ

というように、考えがジェットコースターのように上下左右、回ったり翻ったり。

毎日クソ忙しくて死にそうな中、こんなにじっくりゆっくり考えたのは久しぶりで、興奮しました。

分量の少ない本を、じっくり味わって読む。これなら忙しい人も「遅読」「熟読」できますよね🐢
読みきった!という達成感も、速読に比べて高かったです。

ポイントは「時間を決めて集中すること」

30分なら30分、15分なら15分、目の前の絵本に集中する。

忙しいけどゆっくり読書したい方、いかがでしょうか。

分量少ない本は「チーズはどこへ消えた?」もいいですね。




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