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桜の和歌 TOP 5

日本の長い
和歌の歴史の中から
俺なりに トップ5を選出

トップ5 と謳っていますが
どの歌も素晴らしいので
ランキングはしないです
では どうぞ


さくら花
散りぬる風の
なごりには
水なき空に
浪ぞたちける  

紀貫之

素晴らしい発想
こういう歌 詠んでみたい

ちょっと説明が必要かも
俺も初めは、よくわからなかった

情景を説明すると
散った花びらが
地面に着地する前
空中にある時
その花びらの様子が
波のようだということ

空を海に見立て
花を波に見立てた


世の中に
たえて桜の
なかりせば
春の心は
のどけからまし

在原業平


 ひさかたの
光のどけき
春の日に
静心なく
花の散るらん

紀友則


願わくは
花のしたにて
春死なむ
その如月の
望月のころ

西行


敷島の
大和心を
人問はば
朝日に匂ふ
山桜花

本居宣長

これほど日本人のあり方を
表現している言葉は
ないと思う

※タイトル画像は 川瀬巴水 東京十二題 春のあたご山

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