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文学系奇術師蓬生 / Hosho
2021年6月27日 00:53
夏目漱石『草枕』を読んでいます。中学か高校で読んだきりで、めちゃめちゃ久しぶりの再読(明日の読書会の課題図書なのです)。お話としては、ひとりの画家が温泉地に旅をし、そこで出会った宿の若女将に霊的な美しさを感じてなんやかやといった感じ。冒頭の智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。がとくに有名な作品です。漱石の芸術論が満載で、蘊蓄おじさん的
2021年6月22日 15:34
読書会で使う『草枕』が行方不明なので、仕方なく電子書籍をダウンロードしました。古典作品のほとんどはいわゆる「青空文庫」として無料ダウンロードできるのです。オットクー。やはり夏目漱石の文章は流麗で淀みないですね。しかし、なんだかしっくりこない。きっと漱石先生は自分の作品がデジタルデバイスで読まれることを想定していなかったのでしょう。Kindle上に配置された文章は、どこか居心地が悪そうです。という