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自分を解体する試み②~よもぎ蒸しサロンをはじめたわけ

今わたしは、よもぎ蒸しサロンをしています。オープン準備をはじめたのが2017年の夏頃、2017年10月31日にスタートし、2018年4月からは自営をはじめました(それまではフルタイムの仕事をしながら)。なんで、よもぎ蒸しなのか?なんで、サロンを始めることにしたか??深く掘り下げていきます。

 まず、2015年1月末に福岡に引っ越してくる前は、私は東京のど真ん中にある某大手総合出版社で権利関係の部署で働いてました。具体的には出版社で出しているコミックや小説を原作に映像化したり舞台化したりする際に著者の代理で権利許諾をする仕事。何回か転職をしたけど、私の会社員経験はずっと、著作権まわりの仕事をしてきました。某有名海外アーティストのライセンスエージェント業務、欧州サッカーチームのライセンシーとしての業務、アニメーションを海外にライセンス(放送権、MD、ビデオグラム権など)する業務などなど。出版社での勤続年数が8年で一番長いのだけど、とにかくずっと権利関係。というのも、大学は法学部国際関係法学科卒なので、もともと法律は興味があるし、そして国際と名がついている学科だけに国際的なことにも興味があったのです。

 とにかく、東京時代と福岡に来てからは全然違う仕事をしているわけです。東京での会社員時代は起業しているひとに憧れはあったけど自分が起業することはまったく思っていませんでした。自分に何ができるのかも、何がしたいかもわからなかったから。昔から身体にいいことをするのが好きで、岩盤浴が流行れば試してみたり、ゲルマニウム温浴が流行れば試してみたり、いろいろ試してきて、よもぎ蒸しもそのひとつでした。
 一時期の韓流ブームに乗っかってYOSAというのが流行ったらしい(それがネットワーク?と聞いたけど、痛い思いをした人がいたと後で聞きました)、ブームが終わった頃にふとやってみようかなと思い立って、新大久保のあるよもぎ蒸し屋に行きました。はじめてのよもぎ蒸しは気持ちよくて、そして70過ぎた韓国人のおばちゃんはお肌がぴかぴかで髪は黒々したパンチパーマで驚異的に若かった!嘘か本当か週に3回よもぎ蒸ししていると言ってたけど、営業トークだったかも。
 私は子どもの頃から末端冷え性で手先や足先がいつも冷たくて、体質だと思ってあきらめていたのだけど、はじめてよもぎ蒸しをした時は、その翌々日まで手先までぽかぽかしていて衝撃を受けたのをよく覚えてます。それで都内のよもぎ蒸しを試しまくって、たどり着いたよもぎ蒸しサロンmiinroom(今はサロンオーナーが岩手に嫁いだので閉店してます)で私はよもぎ蒸しにさらにはまることになったのです。そこではよもぎ蒸しに使う材料(野草やハーブ、漢方)を無農薬で安心なものを使い、よもぎはサロンオーナーの女の子の秋田の実家で育てたものを使っていました。そこで私は経皮(特に膣や肛門などの粘膜)からの吸収は、お茶やサプリを飲んだりするよりも消化器官を通さない分ダイレクトに身体に入ることを知り、どんな材料を使っているかわからないところのよもぎ蒸しは受けたくないと思うようになり、そのサロンに通ってました。

 そうこうして、福岡に引っ越してきて、よもぎ蒸しをしたいなと思ったのだけど、探しても自分の受けたいよもぎ蒸しがありません、そこで自分で道具をそろえて、その東京で通っていたmiinroomさんに教えてもらいながら自分でし始めたのです。
 そのうち、福岡に来てから借り始めた自然農の畑で野草を摘んでよもぎ蒸しに使い始めました。今まで関東ではどんなに暑くても夏バテになることはなかったのに、福岡は湿度がものすごく高くて夏バテ(身体に熱がこもるってこういうことなんだということがわかった!)になったのですが、よもぎ蒸しにフレッシュな紫蘇をたくさん入れたら身体にこもっていた熱が流れたり、季節の野草が体調を整えてくれることを体感していきました。そうこうしているうちに、よもぎ蒸しをやりたいと言ってくれる人が周りに増えてきて、、もしかして自分でサロンをできるんじゃないか?と思ったのです。

 思えば、感覚的にやることを決めてきたな、、。本当は、自営をはじめるならそれなりに覚悟をもって、事業計画もちゃんとしてお金を回せるように目標を立てて始めないといけないのに、私はイメージ先行でスタートしました。石橋を叩いて叩きまくって壊して渡らないか、叩くのに飽きて川を泳ぎ出してしまうタイプです(;'∀')
 でも、スタートしてよかった!と心から思います。いろいろ大変だし、大波小波いつもあるけど、でもこういうことがずっとやりたかったんだと思い出しました。子どもの頃、野草を摘んで遊んでいたし、こういうことが私は好きだったんだと思いだしました。田舎育ちだったから、都会に憧れてキラキラしたものに憧れてひとしきり港区や渋谷区のおしゃれなお店で美味しいもの食べたりおしゃれしたりして、戻ってきた感じ。
 でも、たまには都会でおしゃれして素敵なお店に行きたいけど!

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