『事件はスカートの中で』第１巻のあらすじと雑感

あらすじ

人から視線を感じるとシャッター音が聞こえる坂原優夏は、パンツを見せる等のドジっ子の演出をして視線を集めて、「特別な自分」を感じようとする。しかし、クラスメイトの民岡ほとほは、地味な子であるにも関わらず何もしなくても視線を集めている。それに負けじと優夏は「特別な自分」になるためにトイレでパンツにスカートを巻き込ませていると、ほとほに自分でドジっ子の演出している姿を見られてしまう。弱みを握ったほとほは、優夏にTバックを履かせてスカートを巻き込ませて街を歩くように促す。それに応じて街を歩くと、新たな快感を覚えてしまう優夏。そこから、二人の奇妙な関係が始まる。

事件はスカートの中で（１） (コミックＤＡＹＳコミックス)

登場人物

坂原優夏。誰かから視線を集めると、カメラのシャッター音が聞こえる女の子。視線を集めることで、「特別な自分」を感じる、過剰な自己承認欲求の持ち主。その視線を集めるために天然を演じ、パンツを晒したり、髪をぼさぼさのまま登校したりと、あえて恥を晒している。

民岡ほとほ。おとなしく、ミステリアスと言われている女の子。特別な行動をしなくても、周りからの視線を集めるため、優夏に嫉妬されている。家庭環境に問題を抱えている。優夏に興味持ち、弱みを握ってからは「特別な景色を見せてあげる」と誘惑。優夏に恥ずかしい行動をさせるように煽動する。

雑感

自己承認欲求が変態な方向へ行ってしまった優夏ちゃんのお話。

漫画のヒロインと同じ行動をすると、人から視線を集められることに若干小学３年生にて知ってしまった優夏ちゃんは天然を装って恥を晒すのが生きがいになって言います。その行為をすることによって、「特別な自分」を感じることが出来る。
まず、どんな漫画のヒロインがそんな恥さらしで注目を集めていたんでしょうね。小学３年生でどんな漫画を読んでいたのか気になります。男性向けハーレム漫画でも読んでいたのでしょうか。少女漫画では少なくともなさそうで、それはそれで闇が深いです。

自分では意図していない辱めについてはしっかり恥じらいを感じるところが可愛いですね。

一方、おとなしいがミステリアスな雰囲気を持つほとほちゃん。ほとほちゃんはまだ不明なところも多いですが、母親が自分のセックスを娘のほとほちゃんに見てもらうと興奮するらしく、自分のセックスを見せる趣味の持ち主。闇が深すぎる家庭で、どうやら住環境をみても貧困生活を送っていそうです。

ほとほちゃんは、優夏ちゃんを「特別」にするため、善意から辱めようとしていて、Tバックで歩かせたり、尿失禁をさせようとしたりと、なかなか頭がおかしいですが、それに誘惑されて興奮を覚えつつある優夏ちゃんもやっぱり頭がおかしいです。

そんな頭がおかしい2人で、どんな「特別」を作っていくかがこの作品の見所なな気がしています。

予告欄に「”本当の事件”が待っていた」とあるので、これからもっと大きな事件が起こるようですね。優夏はどんな辱めを受けるのでしょうか。

紹介していませんが、優夏ちゃんが気になっている高橋という男もいますが、たぶん２人の関係性の噛ませになる気がしているので、高度な百合作品とも見られる作品な気がしています。

最近、百合作品ばっかり読んでいる気がします。
狙って選んでいるつもりはないのですが、今の流行りなのでしょうか？

事件はスカートの中で（１） (コミックＤＡＹＳコミックス)

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本日ふたつ目の書評更新😁
何かに目覚めそうな作品でした！
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— 本多ヨミ📝新作漫画第1巻をいち早く書評するnote (@v_yomihonda) September 13, 2020