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『魔王様に召喚されたけど言葉が通じない。』第1巻のあらすじと雑感

あらすじ

ぐうたら大学生のレンは、講義をサボって自堕落な生活をしていたが、ある日目覚めたら魔王のマリィに召喚されていた。オタクなレンは、異世界モノだと即受け入れたが、そこには重大な問題があった。言葉が通じないのである。言葉は通じなくても、レンをまるでペットのように可愛がってくれるマリィとの共同生活が始まる。

登場人物


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レン
朝目覚めたら、魔王のマリィに召喚されていた大学生。オタクのため、異世界へワープしても即受け入れるが、言葉が通じないのは苦戦している。とはいえ、マリィの表情から読み取る能力が高く、話せなくてもマリィの伝えたいことはあまり困っていない。逆に、自分がマリィにはボディランゲージを駆使して伝えようとするも、なかなか伝わらない。
マリィとは一緒にお風呂に入ったり同じベッドで寝たりしているが、紳士的なのかオタク(で多分童貞)の奥手だからか、一切手を出そうとする素振りはない。異世界であることや食生活はすぐ受け入れたが、枕に違和感があるだけで眠れないという、美容に神経質である。


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マリィ
レンを異世界に召喚した女魔王。見た目は完全に少女。ぬいぐるみなどの可愛いものが好き。
勇者らしき集団に命を狙われているが、圧倒的実力差があるため、危機感は全くない。ただ、レンが勇者の攻撃にちょっとケガをしただけで、激怒し勇者を一瞬で消し飛ばす。
なぜレンを召喚したかは不明だが、召喚したレンをペットのように可愛がる。レンが刃物や針を持つのすら許さないほどの過保護。ペットのように扱っているため、レンと一緒にお風呂を入ったり寝たりしている。


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ゴーレム
魔王城で働くゴーレム。動物っぽいビジュアルをしている。特に感情などはなく、もくもくと仕事をする。複数おり、料理なら料理を、縫物なら縫物をと、それぞれ担当が決まっている。

雑感

「異世界で日本語が通じるのはおかしいだろ!」
という誰もが思うツッコミを、逆手に取った作品です。
ワープした異世界では日本語が通じないため、表情とボディランゲージでコミュニケーションを取ります。逆に言葉がないため、仕草がしっかりと描かれるので、魔王のマリィがとにかく可愛いです。

言葉というのは、便利なコミュニケーション手段ですが、そこに隠れた内容が多すぎて実は複雑です。言葉尻を捉えて真逆の意味で受け取られたり。Twitter等の短い文でのコミュニケーションは特にそれが顕著で、よくくだらないことや言い回しで、勝手に別の解釈を行なって論争や炎上をしているということが良くあるようです。

しかし、この作品は言葉というコミュニケーションを取らないため、表面的な表現からのすれ違いというものがなく、仕草から相手の真意を誠意的に読み取ろうとするので、相手のことを思いやったコミュニケーションとなっているのが、穏やかな気持ちになれます。

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と、それっぽいことを適当に言ってみましたが、マリィがとにかく可愛いんです。可愛さには言葉はいらない。安易に特徴をつけた語尾のキャラクター付けに、可愛さは関係ない。そういうことなのです。

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魔王モードは少し怖いですが。

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笑顔が可愛い。

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泣き顔も可愛い。

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怒り顔も可愛い。

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困り顔も可愛い。

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寝顔も可愛い。

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もはや、魔王モードも可愛い。

そんな魔王のマリィの可愛さを堪能できる作品です。

そんな幸せな生活が続くと思いきや?という最後の引きも続巻を期待させる良い感じでした。

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もちろん、定番のお風呂シーンもありますよ。

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