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中止になってしまった夢授業と、1文字違いの現在

2021年2月22日に福岡県内のある小学校で6年生に向けて行う「夢授業」というものに先生の1人として呼んでいただいていました。

各教室で6名の先生が順番に10分間ずつ教壇に立って多種多様なお仕事について話し「将来への夢を作る」きっかけにしてもらおうというコンセプトの授業で、周りの先生は様々な業種の社長さんだとか経営者さんで私だけきっと誰も聞いたことのないブックアテンダントいう肩書きで参加だったので逆にとても楽しみにしていたけど笑、緊急事態宣言の延長で中止になってしまいました。

もちろん仕方ないのですが、せっかくだから、もし夢授業が開催されていたら伝えたかったことをnoteにまとめてみました。

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好きアンテナと嫌いアンテナ

好きな事や逆に嫌だと思った事は、将来のお仕事を選ぶのにとっても役に立ちます。世の中の良いとされているモノサシだけでお仕事を選んでしまうと、とっても苦しい思いをする事になります。世の中の良いと自分自身の良いが違う事は意外と多いからです。お友達とおしゃべりするのが好きな子も、静かに絵を描くのが好きな子も、外で思いっきり走るのが好きな子も(これは結構わかりやすい違いの例えですが笑)その好きをどんどん伸ばせばいいのです。中学生になったら部活も始まって勉強も大変で大忙しと思いますが、自分のことを考えることだけはやめてはいけません。好きと嫌いのアンテナの精度が高いほど、きっと未来の君は幸せを感じれていると思うから、週に一度でも習慣にして時間をとって考えてみてください。勉強と自分のことを知ることと両輪で頑張ってみてください。ちなみに、頭の中で好きと嫌いを考えるのが難しい時は紙に書くといいと思います。

ではもし、自分の好きなことがお仕事として世の中になかったら?次はそのお話をしましょう。

お仕事とお金は切り離してもいい(はず)

私はブックアテンダントです。ブックアテンダント、知っている人いますか?はい、ごめんなさい。実はブックアテンダントは私が作ったお仕事なので初めて聞いたお仕事だと思います。ブックは本、アテンダントは添乗員の意味で、本が苦手だと思っている人たちに本の楽しさを伝える人という造語のお仕事です。Instagramで本の紹介をしたり、自分でラジオ番組を作ったり、エッセイを書いてネットに公開したりしています。地道に続けていますがお金を得るためではなく、自分の人生を通してやりたい好きなことが「本が好きで、本は人を元気にしてくれる事を多くの人に広めたい」からやっています。ただし、暮らすためにはお金が必要なので、お金を得る仕事もしないと生きていけないと思います。ですので、私はお金を得るためと自分の成長のためのお仕事として「書店員」としても働いています。書店員さんはみなさん知っていますよね。ブックアテンダントと書店員、どちらも私の大切な仕事です。

※この部分だけは親御さんの考えが色々あるだろうから伝えて良いものか迷っていました。でも私が呼ばれた理由はこの個性だと思ったし、6人いる中の1人なので多様性というかそんな人もいるのか〜と思ってもらえるかな?と判断し、勇気を出してお話しようかなと思っていたら中止になりました。笑。この部分だけは中止になって少し安心しています。笑。

本をたくさん読んでほしい

有名な建築家さんの安藤忠雄さんが子どもたちのために、故郷の大阪に図書館を作りました。幼い頃に本を読める環境になかった忠雄さんは大人になって本を読んで、子供の頃にその本たちに出会えればどんなに良かったろうと思ったからだそうです。ほとんど寄付で出来上がったその図書館は、安藤さんの「生涯の友となる本出会ってほしい」という思いが込められています。みなさんは今たくさん楽しくて刺激的なことがあるから、本の良さを感じるまでは時間がかかるかもしれません。だけど本はずっとみなさんを待ってくれています。騙されたと思って、楽しいと思える本からどんどん読んでみてください。つまらないと感じたら、途中でやめて急いで次の本にいって。私は課題図書より先生の言う本より自分の直感を大切にしていいと思ってます笑。(すみません。)慣れてくるとだんだん楽しいと思える本が増えてきますよ。みなさんにはいろんな事を知って、いろんな事を感じてほしいです。本を読むことは好きと嫌いに敏感になる練習にもなります。

最後まで聞いて頂き、ありがとうございました。これはあくまで1人の大人のお話なので、参考にしてもらえたら嬉しいです。では、みなさんの将来がみなさんによって作られる日を楽しみにしています!迷うこともあると思いますが、一緒に頑張りましょうね。

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う〜ん。10分の内容じゃないですね。授業じゃなくてnoteなので長さの調整は甘えました、すみません。笑。しかし書いてみて思いましたが6年生ってちょっと生意気に大人ぶってた年代だった気がするし、話し方が難しいですね。とはいえ、書いていて楽しかったのでいつか夢授業が実現するといいなあ。

ちなみに6年生当時の私の将来の夢はキャビンアテンダントでした。CA(キャビンアテンダント)かBA(ブックアテンダント)かの違いですね。たった1文字の違いだけど、6年生の私が聞いたらびっくりするだろうな。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました!また来週^^


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