5分で分かる欧州放浪記!北マケドニア、アルバニア編
前回までのあらすじ
チュニジアから船に乗って帰ってきたのはイタリア半島から離れた島というにはあまりに大きいシチリア島。
ギリシャ、ローマに始まって様々な支配者がその島の覇権を争ったイタリアとはまた違った歴史を持つ島での日々を過ごした後、マルタ島へ日帰りで旅行。
アッピア街道の終点ブリンディジからギリシャへと渡ってギリシャ北部をさらっと横断した後、いよいよシェルゲン圏外北マケドニアへと歩みを歩みを進めた夜舞。
いよいよバルカン半島旧ユーゴスラビア圏突入。夜舞の旅がまた始まる。
こんにちわ、冒険者の夜舞です。今回からは長くいたヨーロッパシェルゲン圏での活動を終えてバルカン半島の国々をいつも通りのんびり巡っていきたいと思います。
第一回目は北マケドニア、アルバニアです。正直ここら辺まで来るとほぼ何も知らない国ばかりなのでできる限り国の立ち位置や空気や風土を感じていければいいなと思っています。
と、いう事でいつも通り国別紹介です。よろしくお願いします。
北マケドニア
シェルゲン圏のギリシャの北にある国北マケドニア。昔はマケドニアだったけど、ギリシャに難癖付けられて国名を変える羽目になったというのは北マケドニア側の主張。僕はギリシャが北ってつけただけで国名としてマケドニアを許すなんて優しい国だなーって思ったりもしてますが、ユーゴスラビアのマケドニア地区が独立したんだからマケドニアが国名になるのも分かります。
と、国名の話はややこしいので置いておいて北マケドニアという日本ではほぼ知名度のない国ですが、山間部にある小国って言うのが正しい表現ですね。
物乞いもほぼいませんし、走っている車もそれなりに新しいのも混じっている。道路もきれい。って事で現在絶賛成長中の国でなかなか住みやすそうな国ではあるとは感じました。
まぁ首都が妙にごちゃごちゃしてるのは気になりますが、それももうちょっと発展したら気にならなくなるでしょうから今後の発展にこうご期待!
後、パン屋で売ってるパンが妙にでかいって言うのも印象として付け加えておきたいと思います。
スコピエ
ギリシャのテッサロニキから3時間かと思いきや普通に時間1時間戻って4時間かかった北マケドニアの首都スコピエ。
首都という事でなかなか栄えていますが、何より巨大な像があまりに多くてちょっとびっくりしたというのが街の偽りなき感想です。
本当にこれは凄いってぐらい街の中央を中心にあるわ、あるわと巨大な銅像や石像が至る所にありました。
これはこれで印象に残ります。クロアチア、ザグレブの妙にカフェに座っている像が多かったのにもびっくりしましたがこちらの方がド派手さは上です。
後、普通にオールドバザール周辺とその他で物価違っていてよくこれで問題起きないなーとは感じました。
ビトラ
オフリド普通に行くのもつまらんかな…と思って3時間30分バスに乗ってたどり着いたオフリドまでバスで2時間圏内の場所にある街ビトラ。
結果、オフリドへ直接行く事が叶わず3時間30分かけてスコピエに戻った後、夜に北マケドニアの風景を見る事もかなわず移動する羽目になりました。
ちょっと先進国基準で動きすぎたな…とは思いますが、街そのものは旧市街地は非常に栄えてましたし、でかいキリスト教の教会の横にでかいイスラム教のモスクがあったりして異文化交流を感じさせてくれる街でした。
オフリド
散々苦労してお金も時間も無駄にかかった上でやってきた標高700mでなんとあのサンマリノ共和国とほぼ同じ高度という山間部の湖岸地帯オフリド。向こう岸はもうアルバニアで非常に湖が美しい事が特徴の街です。
まぁ湖単体で見ると諏訪湖や十和田湖に軍配が上がりそうな気がしますけど、この町の特徴は湖岸にある丘の上に張り出すように建築された赤い屋根と白い壁の住宅街とその向こう側にある壁です。
これらが一帯となる事で非常に美しい景観を見せてくれます。ここも湖沿いとはいえアドリア海沿いとほぼ同じ構造になっていてこの辺りこんなのばっかりで外敵がそれだけ多かったという事なんでしょうね。
中世より前に生きていた人達あまりに生きるのが大変すぎる。
北マケドニアを代表する景観地なので物価はちょっと高いですが、是非北マケドニアにお越しの際はよって見てください。
アルバニア
社会主義の東側陣営の一員と思いきや、普通にソ連どころかユーゴとまで揉めて東側陣営で孤立して鎖国してたそんな国本当に現在まであったんだなって思ってしまうような国がアルバニアです。
情報聞いた時はやっべー国としか思いませんでしたが、実際は普通の国でした。まぁ少しキューバっぽい雰囲気を感じましたけど、それでも普通の国。
ただ国力が低くて陸国から内政干渉レベルの干渉を受けてるのを見ると大国であるって言うのと島国であるっていうのはなんて利点なんだと改めて感じますよね。
悪い国ではないですし、観光資源もそれなりにありますが、短い休みにこの国にわざわざ来るかと言われるとちょっと黙ってしまうかなーと言うのが本心でした。
エルバサン
オフリドからのバスで国境を超えてベラト行きのバス発着時間まで時間をつぶした街がアルバニア最初の街エルバサン。
ただの乗り換え地点なので特に感想もないと思いきや、歩いて行ったら普通に城壁と遺跡がありました。
こんな聞いたことない街までそんな物が残っているなんてアルバニア期待度上がります!
ベラト
エルバサンから2時間。アルバニア最初の宿ベラト。ティラナからコソボかモンテネグロに抜けたいという事からティラナではない所を最初の目的地にしました。
結果大正解。川沿いにあるグラナダのような家が大量にあって、その窓が全て特徴的でこれは凄い!と思わせるような光景でした。
これはぜひとも一度行って自分の目で確認して欲しい所です。
崖の上から見る景色もなかなかの物がありましたし、アルバニアしょっぱなからいい場所にやってきたと思わせる街でした。
まぁバス停が街から妙に遠いのが玉に傷ですけど。
ジロカストラ
ベラトから南に降るのかと思ったら普通に西側のルートにわざわざ出て降った先にあるジロカストラ。ベラトから直通でなくていいならフィエル出てから行けば良かったっぽく、あれなら宿で朝ごはん食べてからで良かったとがっかりしたジロカストラ。
その話は別にして街はとにかくいつも通り高い丘の上にあるって事で麓から登ると急勾配の石畳を登る必要がありとても大変でした。
その代わり城から見える渓谷の中にある石の街はその名にふさわしい景色を見せてくれました。山々の稜線もすばらしい。
行けばそれなりの満足感を得られる街ではないかと思います。
サランダ
向かい側の島はギリシャっていうかイタリアから来る時にここ確実に通ってるよなって思うギリシャ国境の街をサランダ。
大きな街道が通ってないとはいえ島経由でギリシャにもアルバニアにも行けるって事でほぼギリシャですな、ここって思うほどギリシャの影響が強そうです。
きれいな街ですけど、大国のパワーゲームをまざまざと見せつけられるとはこの事だなとも思います。
ヴロラ
サランダからティラナまで直接行くのは遠いかな…
と、いう事で久々に中継する事にしてやってきた街。
海沿いって事でそれなりに何かあるだろうと思ってやってきましたが、アルバニアっていうかイタリアかな…みたいな海沿いの都会でした。
海沿いのビーチと遊歩道が整備されたリゾートで居心地はいいのですが、アルバニアかな…と聞かれるとちょっと困るかな…って町でした。後、ちょっとレストランの値段設定が高めだったという印象ですかね。
ティラナ
近所のオフリドからえらい迂回してきたなって事でやってきたのは首都ティラナ。
正直言えば都会…ぐらいの感想しかなく、教会もモスクもなくてマジで歩いててつまらん街でした。そうか文化の破壊っていうのはやってしまうとこうなるんだなってドン引きですし、やっぱり社会主義はクソだなって感想しかありません。
それでいて大きな街道にアメリカ国旗が大量に翻っているのを見るとちょっと思う所あります。
少なくとも僕がEUの人間ならそんなアメリカよりの奴を入れるのはちょっとって思うかも。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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冒険者の夜舞でした。
次回はバルカン半島を北上して、コソボ、モンテネグロ編です。また遊びに来てください。
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