5分で分かる欧州放浪記!!イギリス、アイルランド編
前回までのあらすじ
夏のアイスランドだからそれなりに暖かいかと思った夜舞を待っていたのは白夜の最中で寒い上に、雨が頻繁に降っている北極圏の洗礼だった。
おまけに物価も高く、野菜も貧弱という島国の大変さをこれでもかと見せつけられ疲労困憊の夜舞。
しかしアイスランドの人間の手がほとんど入っていない自然の様子にも見せられたのも事実。厳しい国だが人を引き付ける物はある。
そう言い残してアイスランドを去った夜舞。
次なる国はヨーロッパの辺境アイルランドそして元世界の覇者イギリス。
夜舞の旅は続く。
こんにちわ、冒険者の夜舞です。
今回はイギリス、アイルランド編です。
一旦日本に帰ったからこそやってきたアイルランドとイギリス。最初の僕の予定だと島だし別に行かなくていいかなって普通に思っていたのでこの機会に来れて非常に良かったと言えます。アイルランドもイギリスも島国って事で日本と同じような立ち位置ですけど、ヨーロッパから近すぎて島国の利点を生かしきれてないのが悲しい所です。
と、言う事で今回はアイルランドとイギリス編。よろしくお願いいたします。
イギリス
イギリスはご存じの通り正式名称、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国という事で、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合王国でその中でイングランドがリーダー的存在という国です。
それ故にイングランドその他なのかなって思ってましたが、そんな事は全くありませんでした。イギリスという国ではありますがそれぞれで独自にいろいろやっている多民族国家であるというのがとても印象的でやっぱり自分で行かないと分からないものだな…と改めて感じさせてくれる国でした。
イングランド
イングランドは他の地域に比べて豊かであるとは聞いていましたが確かにその通りで山もあまりなく放牧地と小麦畑が広がっていた景色が印象的です。
それでいてもちろんイギリスの中心なので都会な場所はきっちり都会。昔から人が住んでいて覇権国家へ至った歴史が分かるような国だったと言えます。
イングランド:ロンドン
トランジットの乗り継ぎでやってきたロンドン。ベトナムからの気温差でやられそうになりましたが、流石は世界に名高る大メトロポリタンロンドン。
空港だけで一体何個あるのかってぐらいありましたし、街の端から端に移動するだけでも物凄い大変でした。
それでいてビックベン含め金持っていたんだな…って思わせる豪華絢爛な石造りの建物。
正にかつての世界の覇者の名を欲しいままにしたローマ時代から続く大英帝国の首都にふさわしい街でした。
ロンドンに行ったらどうしても行きたかったのがこの大英博物館。世界中の植民地から保護の名を元に簒奪したお宝に次ぐお宝を有する巨大帝国の残滓。
エジプトにメソポタミア、インドに中国、四大文明をコンプリートどころかギリシャや日本まで。もちろんイギリスのアングロサクソン時代やヴァイキング時代の物もあります。その圧倒的な遺産の数々に時間を忘れて博物館に入り浸ってしまいました。
正直国が安定した国には返せよって思わなくもありませんが、やはりあれだけの遺産が同じ場所にそろっているというのは歴史、遺産オタクとしてはたまらなく魅力的であったと言わざるを得ません。
でも、多分歴史オタクでないとあの遺産の数々を見ても凄いなーぐらいの感想しかでてこないと思うのでもし行くならそれなりに勉強してから行く事をお勧めします。
イングランド:バース
ウェールズから移動して来てやってきたのはイングランドのバース。なんでもローマ時代のお風呂が残っているという事で楽しみに行きましたがあいにくの天気…そしてローマ時代のお風呂はなんだかプールみたいでちょっとここに入るのはな…という事でキャンセル。まぁ朝も夕方も開いてなかったというのが大きいのですが…
でも、街そのものはきれいにアイボリー色の遺跡がまとまっていてきれいな場所でしたし、でかい教会はあったりするのでロンドンに行かれた際についでに行ってみるのは悪くないのではないかと思います。
イングランド:サウサンプトン
バースから南に進んで港町サウサンプトン。イギリスの超有名港町でタイタニックが出発した事でも知られています。
まぁ北アイルランドのドッグといい、タイタニックだけでどんだけ関係する場所作ってんだよ…そりゃ潜水艦で見に行きたい人達もいるよなと。
港そのものは正直特に感想もないので用事ないなら行かなくてもいいのではないかなとは思います。
イングランド:ウィンチェスター
サウサンプトンの近所にあるアングロサクソン時代の遺構が残るウィンチェスター。イングランドの旧首都って事で我々で言う京都みたいなもんですね。ウィンチェスター寺院の名前はあまりに有名。
と、いう事で見に行ったわけですがちょっと行くのが遅くなった影響で街見るだけで終わってしまってウィンチェスター寺院まで行く事が出来ませんでした。まぁ入場料がバカ高かったというのもありますけど。
でも、街そのものも非常にきれいで歩いていて楽しい街でしたし、アングロサクソン時代の遺構もたくさんあったりしました。
そして町中を学生さんたちがツアーしていたのも印象的でかなりイギリスって言うのは教育に力を入れている国であると改めて感じる事ができた街でした。
イングランド:ドーバー
ユーロスター乗ってさっさとドーバー海峡渡ろうかと思いましたが、この機会でもないとドーバー海峡船で渡る機会なんて回って来ないだろうと船で行く事に。
船が90分前にチェックインしろって書いてあったのでロンドン発がめっちゃ早い時間になってしまいましたが、あの白亜の壁とそれが離れていく様子を見る事ができただけでおつりがくるという物です。
ウェールズ
スコットランドからイングランドを抜けてやってきたウェールズ。
え、この国旗ってあのルイズが乗っていたあの国旗?とかいうどうでもいい事はこの際おいておきます。
肥沃なイングランドに対して山と森が深く、遥か昔にイングランドの軍門に下ったはずなのに未だに同化せずウェールズって地域にこだわっている国という事で非常に来る前から興味を持っていました。
行ってみた感じで言うとウェールズ語が英語の前に書いてあるって事で特殊な国なんだな…と思わずにはいられませんでした。
ウェールズっていう土地が何となく分かり、来て良かったと感じる国でした。
ウェールズ:カーディフ
ウェールズ首都カーディフ。首都って割にはびっくりするぐらい何もない。
駅前が栄えているのとでかい城がある以外本当に語るべき内容がないというのが本心の街でした。
ウェールズ:スウォンジー
カーディフから1時間。港町swansea。英語で書いたらスワンシーなのに呼び方がスウォンジーになるの納得行かないって思いましたが、ウェールズ語だと更に読めない事を考えるとまぁこんなものなのかもしれません。
典型的な港町で港側に船がたくさん泊っていたのが印象的です。
ウェールズ:マーサー・ティドビル
ウェールズっぽい場所に行きたいとカーディフから電車で1時間の距離にある街。あのスペルがどうしてこう読むのかさっぱり分かりませんが、ウェールズ語だから仕方がありません。
街そのものにはぶっちゃけ湖があったぐらいで何もありませんが、とにかく天候が安定しなかったなーというのが印象的。
そして北の丘と深い森がケルトっぽい雰囲気を出していたのでウェールズっぽいというかドイツみたいな場所でした。
スコットランド
ベルファストから船に揺られてやってきた地。スコットランド。
イングランドの隣ですが、昔から蛮族の住む地とされていた独自の国でした。
イングランドとの同君連合になって今に至るのでイギリス連邦の一員ではありますが基本的には別の国という事で非常に楽しい国でした。
スコットランド:エディンバラ
スコットランドの首都エディンバラ。エリザベス女王の夫のフィリップ殿下が侯爵位を持っていた事でも有名ですね。
正直それぐらいの知識しかなかったので行ってびっくりしました。
あまりにも狭い範囲に教会と石の街が集まりすぎている。
しかもその巨大さたるや…まさかこんな街が存在するのか…って思わずにはいられません。とにかく尖塔の数がおかしい。右見ても左見ても尖塔。なんか映画のセットか何かかと思ってしまうほどの圧巻でした。
スコットランド:グラスゴー
スコットランドで一番人口の多い街。それがグラスゴーです。ベルファストからは直通バスが出ていますので便数は少ないですが行くのは簡単。
このベルファストも駅出た途端でかい建物が大量にあって圧巻なのですが、エディンバラの後に改めて見ると物足りなさを感じてしまいました。
スコットランド:エアー
フェリーでケイルンライアンからたどり着いた先のバスで行った所にあるそこそこ大きな街です。バスから電車の乗り換えの為に利用したのですが、ちょっとした尖塔もあってなかなか面白そうな街でした。
北アイルランド
アイルランドの北側別名アルスター。アイルランドにあるのに国はイギリスっていうややこしい場所です。
これはイギリスの影響が強かったのでイギリス側に残りたかったという和歌山の飛び地のような関係だったりします。
ただ正直そこで流れた血の量を思うと宗教の難しさと国の独立の難しさを改めて感じさせてくれる地域だったと思います。
全体的にイギリスなのにイギリスじゃないし、アイルランドだけどアイルランドではないっていう予想通りの場所だったのでわざわざ来て良かったと思います。
北アイルランド:ベルファスト
北アイルランドの重要な港町。と、いうかイギリスの重工業地域。
ガンダムにおいてホワイトベースが逃げ込んだ場所だったりと近代においてかなりの知名度を持っている街なだけに街じゅう至る所に教会はありますし、港付近にはかつてのドッグ跡地があったりと歩いていて見所も多かったです。
そして赴いたアルスター国立博物館
アイルランド全体の歴史から北アイルランドに分かれてからの歴史など非常に見ごたえがありました。自然史博物館と美術館もくっついていて無料という気前の良さなのでぜひベルファストに行かれた際は行ってみて欲しい博物館でした。
アイルランド
アイスランドから飛行機で2時間ちょっと。普通に寒かったアイスランドと違ってかなり暖かくなって緯度の大切さを感じさせる国がアイルランドでした。
タブリンをちょっと離れるとかなり田舎になるって言うか西海岸まで行ってないので分かりませんけど、全体的に水が異常に透明できれいだったのが印象的です。
タブリン
アイルランドの首都。湾の中にあって奥側に山があるって事で結構典型的な港町の印象です。
それでいてやはりかなりの都会。空港から街までの間は民家ばっかりでしたし、街の中心もビルが多い。
それでいてちょっと歩くと大きな教会に当たるって事で歩いていて楽しい街でした。ロンドンとはやはり違った感じでなかなか面白いのですが、どことなくトロントみたいな気もするって言うのもポイント。
ウィックロー
せっかくアイルランドまで来たのに自然見ないのもな…という事でやってきたのがタブリンから1時間ほどの街ウィックロー。
本当はアイルランド西側まで足を延ばしたかったのですが、アイスランドからの飛行機が遅れたので予定が狂ってしまったので仕方がありません。
このウィックローは何も調べずに行った街ですが非常に見所が多く大満足の街でした。
まず駅から街へ向かう所に流れている川が非常に透明度が高くてきれい。
街そのものも至る所に観光客用の地図が置いてあってどこに行けばいいか迷わなくて済む。
おまけに海辺には砦の跡やアイリッシュ海の素敵な風景などアイルランドの自然の豊かさを感じられる街だったと思うので、もしタブリン行って時間余ったら行ってみてください。
と、いう事でイギリス、アイルランド編でした。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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よかったらまた見に来てください。
冒険者の夜舞でした。
次回はドーバー海峡超えた先の国フランス。
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