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KYOTO OPEN ATELIER2024/スタジオ紹介⑥/河岸ホテル

KYOTO OPEN ATELIER2024が、京都の7つのスタジオを舞台として11月2日(土)・3日(日)に開催されます!

アーティストの日常の制作風景を見学でき、時間によってはアーティスト本人から直接作品の素材や技法等を解説頂ける交流型イベントとなり、昨年度に続く3回目の開催です。

本日は、今年から新たに参加する会場の一つである河岸ホテルにスタジオの特徴や注目してほしいポイントをインタビューしてみました!

今回お話を伺ったのは、河岸ホテルの運営スタッフでもあるアーティストの長沢楓さん!


河岸ホテルについて

河岸ホテルは、京都市中央卸売市場場外にある、アーティストが暮らす滞在型複合施設。 市場は昔、魚河岸と呼ばれており、そこに由来して河岸ホテルの名前がつけられました。 河岸ホテルは市場のとある会社の倉庫兼社員寮をリノベーションした生まれたアートホテルです。

青果市場の倉庫兼社員寮をリノベーションした河岸ホテル(外観)

ー河岸ホテルの設立経緯について教えてださい!

(長沢)河岸ホテルは、アート界の「アーティストのアトリエは普段開かれていない・知られていない」という現状とホテル界の「簡易的に泊まるだけの場所になりがち」という課題、その二つを複合させるアイディアから生まれました。

作家の弱み(見てもらえない)とホテルの弱み(泊まるだけの場所)を強みにできないか。そうして誕生したのがホテルとアーティストのアトリエ・住居の機能を持ち、旅行客とアーティストが共存する「河岸ホテル」です。

宿泊客は自分の好きなアート作品を選んで客室に飾ることもできる(客室)

シェアハウスのような、多様なアーティストが共に暮らすアトリエ

ーホテルとアトリエの複合施設!とてもユニークですね。旅行客とアーティストが共存しているとのことですが、所属するアーティストの特徴はありますか?

(長沢)そうですね。河岸ホテルは、アーティストが長期でも短期でも入居できるので、大学卒業してすぐの若い人、海外からのアーティスト、京都のことをまだよく知らないけど京都で制作してみたいという関東のアーティストなど、多種多様なアーティストが一緒に暮らしながら制作しています。

建物の1階が受付とラウンジスペース、2-5階がホテル客室、そして地下がアトリエとギャラリーになっています。共用リビングがあるのでシェアハウスで暮らしているような感覚になり、世代も出身も様々な作家たちと家族のように交流できます。

現在5人のアーティストが入居していますが、今回のKYOTO OPEN ATELIERでは現在の入居者だけでなく過去の入居者や、ホテル運営スタッフのアーティストも参加します!

河岸ホテル B1のアトリエスペース

アトリエスペースは今回のKYOTO OPEN ATELIERが初公開とのこと!
実は、長沢さんは過去のKYOTO OPEN ATELIERのご来場者。オープンアトリエをしたいと考えていた他の入居アーティストたちと話す中で本企画を思い出してくださり、「今年度から参加したい!」とお声がけいただきました。

リノベ建築や地域の魅力、ナイトイベントも!

ーぜひここを楽しんで!というポイントがあれば教えてください。

(長沢)先ほど少し話しましたが、作家同士が一緒に生活していて家族レベルの関わりのあるアトリエなので、その垣根のない関係性や暖かな様子も見てもらえたら嬉しいです。
また、河岸ホテルは青果倉庫兼社員寮を改装して作っていて、古くからの地域コミュニティにも深く根付いています。倉庫の面影が残る建築や、周辺の市場エリアの街歩き※もお楽しみください!

11月2日(土)の18:30からは、普段アーティストが聴いている音楽でDJがプレイするナイトイベントも開催予定です!ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

河岸ホテル B1のギャラリースペース

最後までご覧いただきありがとうございます!よろしければ、フォローとスキをお願いします!

KYOTO OPEN ATELIER 2024は11/2(土)・3(土)の2日間開催されますので、ご関心を持ってくださった方はぜひ、下記バナーから詳細チェックしてみてください!

※各スタジオ周辺のおすすめランチ情報もこちらのMAPにまとめていますので、是非参考になさってください

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