見出し画像

ワーキングホリデーのメリット・デメリット

コロナが落ち着き、近年人気を取り戻しているワーキングホリデー(以下、ワーホリ)

海外の高時給なバイト先でサクッと稼ぎ、海外生活を満喫する「華やかなワーホリライフ」報道が沢山あります。実際に、現地で多くの収入を得ることができますし、娯楽に使うことのできる時間とお金も生み出すことができます。一方で、ワーキングホリデーのデメリットもあります。
今回は、オーストラリアにおける、ワーキングホリデーのメリット・デメリットについて、紹介します。


ワーキングホリデー 【メリット】

・海外で働くことができる
・時給がいいので、娯楽や貯金に充てることができる
・人生を生きる上で、視野が広がる
・世界中の友人を作ることができる
・語学が向上する
・海外に長期滞在し、現地の暮らしを満喫できる

メリットとしては、仕事や娯楽をしながら、海外生活を経験することができることでしょう。海外旅行に行くことはとても楽しいことだと思います。しかし、現地の人々や暮らしに触れる機会は少ないと思います。
ワーキングホリデーでは、海外に滞在しながらお金を得ることができるので、現地を深く知ることができます。また、言語の習得も可能です。オーストラリアの場合、時給は日本より非常に高く、2300円~3000円が相場と考えてよいでしょう。そのため、短い時間で沢山稼ぎ、自己投資に費やすことができます。
私の場合、日系商社の正社員として週40時間で働かせてもらいました。韓国人経営のすし屋で働いたこともありますが、給料は日本に比べて良いので、半年だけでもある程度貯金できました。(ただ、その分家賃と物価も高いので、貯金したい場合は自炊をお勧めします。)

ワーキングホリデー 【デメリット】

・仕事・家の競争倍率が高い!
・家賃、物価が高い
・日本人の友人を作りがち
・言語レベルで仕事の内容が限られる
・キャリアの中断

ワーキングホリデーのビザで海外滞在の場合は、仕事をすることを前提に行かれることと思います。しかし、オーストラリアの場合は、世界中からワーホリ・留学に来ていて、仕事が見つかりにくいです。家もまんざらではありません。実際、仕事や家探しがうまくいかず、帰国する方もいます。また、現地の学生や英語が話せる外国人たちでも、アルバイト探しに苦労していています。シドニーはかなり競争が激しく、メルボルンやブリスベン、ケアンズ、パース等、他の都市に移動する人もいるくらいです。英語のレベルによって、職場の選択肢もかなり変わってきます。現地の人々と仕事をしたいと考えておられる方は、仕事で必要な英会話を勉強して行かれるといいですね。(建設業やペンキ塗り、農場等の肉体労働は、言語ができなくても高時給で働くことができます。)
また、キャリア面について、日本ではワーキングホリデー後の就職は、やや困難であるとみなされています。「あなたは海外に遊びに行ってたんでしょ?」くらいのテンションで見られると聞きます。日本帰国後の再就職を考えている場合は、何の目的で、何をしにワーホリに行ったのか、現地でどのような努力をしたのかを伝えられるようにした方がよいです。そうすれば、スキルや人柄(勇気・行動力・実践力)が評価されたり、海外経験からの新しい風を入れてくれそうだという期待を与えることができるでしょう。

まとめ

ワーキングホリデーは楽しく、きらびやかに見えますが、実際は自身で果敢に挑戦する勇気と行動が必要です。英語の履歴書を作り、それをレストランや会社に直接私に行く経験もするでしょう。現地の会社にネット応募することもあると思いますが、その後、英語で面接をすることにもなります。全てが新しい挑戦となると思いますし、自分の思い通りに行かない事の方が多いでしょう。海外の生活をする場合は、自分の固定概念を全て無くして、ありのままの自分と環境を全て受け入れ、BestというよりはBetterな選択をするのがいいと思います。今まで当たり前だったことにも感謝していくと、発見が多く楽しく感じることができるかもしれません。

国連NGO団体の集会 メルボルンにて


語学・友人関係・現地を楽しめるかは自分次第となります。
新しい交友関係を築くことが得意な方、新しいコミュニティに入ることが得意な方は、新しい友人を作り、現地の言葉を話す機会が増え、言語の向上を見込むことができるでしょう。ただし、実際はとても勇気のいる行動です。現地の方と関わることができるよう、積極的に交流の場に行ったり、まずは語学学校に行って友人を作るという方々も多いです。オーストラリアでは「Meet up」というアプリで様々なイベントに参加できます。(バーやクラブでの開催もあります。危険な経験をした友人の話もありますので、参加の際は場所や参加者を見極めたほうがいいですね。)
私は国連NGOの大きい団体に所属しており、オーストラリアでも活動していました。上の写真はその活動の一つで、メルボルンで開催された集会の様子です。このような場に参加すると、人脈が非常に拡大します。そのため、このようなアプリを利用することなく、現地の方々との交流・さらにはイベントスタッフや会議参加等、かなり入り込んだ経験ができました。

ワーキングホリデーの良し悪しは、その目的と過ごし方で異なります。
貯金が目的であれば、肉体労働で必死に働いて遊ばずに貯めることもできます。現地の滞在経験に価値を置くのであれば、出費も多くなります。ワーホリを考えていらっしゃる方は、「何を目的にどう過ごしたいのか」を明確にするといいでしょう。また、ツテが非常に有効となりますので、周りの体験者に相談することを強くお勧めします。
私は自分の目的を果たし、これから挑戦したいことへの資金作りもできたので、ワーホリにいってとても良かったと思っています。

「今日もお疲れ、のどかわいたよね。」のワンショットw



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?