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推薦図書、10作品


自宅で過ごす時間が増えている人も多いと思うので、おすすめの過ごし方や本などあったら教えてください!

昨日のnote最後に書いた、最後の文章。

プラス、「生きること」について考えさせられた小説を3冊ほど載せてみたんだけど、小説に特化して今まで読んで面白かった!と思える本を載せていきたい。

家で過ごす時間が増えた人にとって、すこしでも気分転換になったらいいな。


❏瀬尾まいこさん

2019年本屋大賞にて、大賞受賞した『そして、バトンは渡された』の表紙は見たことがある人も多いかと思う。

瀬尾まいこさんの小説は、いつも美味しい食卓がテーマになっている。
複雑な家族関係や、楽しいだけではない日常など、明るい話題ばかりではなくても、いつも美味しい食卓が生活やこころを支えてくれていることを教えてもらえる。

作中に出てくるご飯を真似て作るのも、一時期マイブームになった。
しあわせっていつだって、美味しい食卓から生まれているような気がする。


❏朝井リョウさん

平成生まれで初めて直木賞を受賞したことや、『桐島、部活やめるってよ』『何者』など映像化されている作品も多いので知名度も高い。

現代の目線をとてもわかりやすく、日常に溶け込んでいる当たり前な風景を違和感なく文面にて表現しているのですごく読みやすい。
個人的には、2019年に発売された2冊の小説に度肝を抜かれた。

生まれたいと意志を持って生まれたわけじゃなくて、生んでもらえたからいま生きている。
だからって、死にたくないから生きているんじゃなくて、生きていたいと思える人生でありたい。
ただ24時間息を吐いて吸うだけじゃなくて、生きるという意志を持って「いま、ここ」にいたい。

そんな現代という時代を見事に描いていて、こころの奥の部分を掴まれる。
わかってくれる人がいるんだなぁという安心感さえ感じてしまうくらい、自分の感情とリンクする。
きっと時間をおいて読み返したら、違う感じ方ができるんだろうなぁと何度も繰り返し読みたくなるような2冊。


❏湊かなえさん

衝撃の処女作『告白』にてデビューした、イヤミスの女王。
ミステリーの印象がつよいけれど、ミステリーではない作品も秀逸。いろんな作風の文章を描くので飽きがこない。

湊かなえさんも映像化をよくされているけれど、わたしの楽しみ方としては「本」「映像」「本」の順番で細かい表現やニュアンスは先に原作にて楽しみたい。

湊かなえさんの本の中でも、最後の本当に最後で衝撃的すぎて鳥肌がたった『リバース』。
伏線が見事に回収されていって、なんとなく怪しんで読み進めてもまんまとしてやられてしまう。


❏原田マハさん

美術作品を作中に落とし込む小説を描くことが多い、原田マハさんは自身でもキュレーターとして勤務している。

美術作品を扱う小説はすこし苦手だったけれど、原田マハさんの作品を読んでからは見事に虜に。
気になるアーティストや、美術館にて作品鑑賞をした際には、その人にまつわる小説を描いてないかな…と「原田マハ (ルソー)」などと探してしまうほど。今回ノルウェーに行くことに関連して、ムンクについて描いている『異邦人』を現在読んでいる。

そして、美術作品小説だけではなく、仕事がんばろうと元気をもらえる小説も多い。



毎年たのしみにしている、本屋大賞のノミネート作品も決まるこの時期はいつも読書熱が倍増する。
毎年すこしずつ、この賞も知名度が上がってきたように感じているけれど、読書が苦手な人でも読みやすい本が多いのでまさに「本屋さんがお勧めしたい本」というにはぴったりだと思う。

2019年の大賞作品をピックアップしたけれど、過去の大賞作品も本当に面白かったので2018年、2017年の大賞作品も載せたい。

本屋大賞2018

本屋大賞2017

どちらもかなりの長編小説だけれど、時間を忘れて読める。
そして長い分、読み終わってしまうのが寂しく感じてしまった2冊。



厳選するのとても難しかったけれど、最近の気分的にこの10冊にしました!
また読んだ本が増えたら続編したいな。



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